東京株式(前引け)=小幅反発、AI・半導体に逆風も値上がり銘柄が85%占める
27日前引けの日経平均株価は前営業日比152円86銭高の6万4764円01銭と小幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は10億3797万株、売買代金概算は4兆7038億円。値上がり銘柄数は1317、対して値下がり銘柄数は225、変わらずは16銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から上下に不安定な値動きでプラス圏とマイナス圏の往来となったが、前引け時点では前週末終値を上回る水準で着地した。米半導体株安を引き継いでAI・半導体関連銘柄の一角に売りが止まらない状況ながら、バリュー株を中心に物色の矛先が活発化している。トランプ米大統領がイランへの大規模攻撃を当面見送ると直近表明したことで、目先は中東の地政学リスクに対する過度な不安が緩和され、幅広い銘柄に買いが波及した。TOPIXは1%近い上昇をみせている。個別株は全体の85%にあたる1300銘柄あまりが上昇する全面高に近い地合いとなった。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>もしっかり。ファーストリテイリング<9983>も上昇した。日立製作所<6501>、ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>なども上値を追った。東洋エンジニアリング<6330>が活況高、資生堂<4911>も大幅高に買われた。任天堂<7974>も高い。半面、断トツの売買代金が続くキオクシアホールディングス<285A>が大幅続落となったほか、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>なども安い。信越化学工業<4063>も大きく水準を切り下げた。KOA<6999>、フジクラ<5803>が大幅安となり、中外製薬<4519>の下げも目立っている。