話題株ピックアップ【昼刊】:カプコン、コメリ、キーエンス
■カプコン <9697> 4,204円 +675 円 (+19.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
カプコン<9697>4連騰して4000円台に乗せ、年初来高値を更新している。28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高704億1000万円(前年同期比54.7%増)、営業利益410億5400万円(同66.9%増)、純利益291億5900万円(同69.2%増)と大幅増益となったことが好感されている。主力のデジタルコンテンツ事業で4月に発売した完全新規IP「プラグマタ」が発売直後から好評を博し、全世界販売本数250万本を突破したことが寄与した。また、リピート作で「バイオハザード」シリーズの最新作が引き続き幅広いユーザーから支持を集めるとともに、価格施策により同シリーズの過去作販売も続伸。期中の販売本数は2381万本と前年同期の1416万本を大きく上回った。27年3月期通期業績予想は、売上高2100億円(前期比7.5%増)、営業利益830億円(同10.2%増)、純利益580億円(同6.3%増)の従来見通しを据え置いている。
■コメリ <8218> 4,060円 +430 円 (+11.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
コメリ<8218>が4連騰し、06年8月以来約19年11カ月ぶりの高値となっている。28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1146億4600万円(前年同期比4.9%増)、営業利益108億8300万円(同8.8%増)、純利益72億4300万円(同5.2%増)と増収増益で着地したことが好感されている。中東情勢の影響から、ポリ袋や農業用フィルムなどの石油由来商品の需要が拡大したほか、価格高騰懸念から建築資材の販売が堅調に推移した。また、「エアコン2027年問題」を背景にエアコンや関連部材の販売も伸長し、新関西センター稼働に伴う減価償却費増を吸収した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高4008億円(前期比4.0%増)、営業利益240億円(同4.1%増)、純利益150億円(同2.4%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、上限を220万株(自己株式を除く発行済み株数の4.65%)、または88億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は7月29日から来年3月24日まで。あわせて、今回発表の自社株買いの結果に関わらず、来年3月31日付で自社株220万株を消却するとした。
■キーエンス <6861> 78,490円 +7,540 円 (+10.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
キーエンス<6861>は急反発している。28日の取引終了後、27年3月期第1四半期(3月21日~6月20日)の連結決算を発表した。売上高が3466億2100万円(前年同期比32.8%増)、営業利益が1870億7600万円(同44.7%増)だったとしており、業況を評価した買いが集まっている。製造業を中心に設備投資が続くなか、世界経済は各地域で順調に推移。北中南米では引き続き幅広い業界で堅調さがみられ、アジアは半導体・電気精密業界を中心に成長が続いた。欧州においても持ち直しの動きがあったうえ、国内の設備投資が回復基調となった。
■全保連 <5845> 1,128円 +108 円 (+10.6%) 11:30現在
全保連<5845>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新している。午前9時37分に27年3月期の単独業績予想について、営業利益を35億3000万円から40億円(前期比26.1%増)へ、純利益を25億2400万円から28億円(同62.0%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を48円から54円(前期40円)へ引き上げたことが好感されている。25年4月に三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の連結子会社となったことで、絶大な信用力を背景に優良先との取引に経営資源を集中するとともに、「三菱UFJカードプラン」をはじめとする高付加価値商品の販売に注力したことが奏功した。また、独自開発したAI審査システムによる審査高度化や回収強化を進めることで、不良債権予備軍である求償債権残高の減少傾向を定着させ、信用コストの継続的な低減を実現したことも寄与した。なお、売上高は274億1600万円(前期比4.7%増)の従来見通しを据え置いた。
■シマノ <7309> 20,580円 +1,495 円 (+7.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
シマノ<7309>は大幅に3日続伸し、年初来高値を更新した。28日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高予想を前回予想の4670億円から4910億円(前期比5.3%増)、最終利益予想を420億円から430億円(同26.5%増)に引き上げており、好感した買いが集まっている。営業利益予想は470億円(同9.1%減)で据え置いた。売上高及び営業利益は円安及びアジア通貨高の進行による為替影響と、中東情勢による原油価格高騰の影響などを踏まえた。経常利益及び最終利益の上方修正については、為替評価益などの営業外収益の増加を反映。なお、6月中間期は売上高が前回予想の2270億円から2470億5900万円(前年同期比4.1%増)、営業利益が240億円から272億4900万円(同3.1%減)、最終利益が240億円から279億5000万円(同7.1倍)に上振れして着地した。
■若築建設 <1888> 3,760円 +260 円 (+7.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
若築建設<1888>や富士ピー・エス<1848>が大幅高。28日午後4時27分に発生した熊本地方を震源とする最大震度7(宇城市)の令和8年熊本地震を受けて、九州を地盤とする麻生(福岡県飯塚市)グループの建設会社で登記上の本社を北九州市に置く若築建や、福岡市に本社を置き橋梁など土木工事を主力とする富士PSなどに復興思惑の買いが入っているもよう。また、熊本県に本社のある注文住宅のLib Work<1431>なども買いが優勢となっている。
■PI <4290> 723円 +37 円 (+5.4%) 11:30現在
プレステージ・インターナショナル<4290>が大幅高で4日続伸している。28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高181億7300万円(前年同期比8.7%増)、営業利益22億7100万円(同17.4%増)、純利益11億7300万円(同15.9%増)と2ケタ増益となったことが好感されている。既存業務の拡大や新規顧客の獲得に加えて、委託料改定の進展が寄与し、主力のオートモーティブ事業を中心にほぼ全ての事業で増収となった。人件費や外注費の上昇で販管費は膨らんだものの、オートモーティブ事業や金融保証事業の成長に加えて、委託料改定効果で吸収した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高760億円(前期比7.2%増)、営業利益96億円(同8.2%増)、純利益59億2000万円(同横ばい)の従来見通しを据え置いている。同時に、自社株買いと記念株主優待の実施も発表しており、これも好材料視されている。自社株買いは上限を160万株(自己株式を除く発行済み株数の1.28%)、または10億円としており、取得期間は8月3日から10月30日まで。また、26年10月に創業40周年を迎えるのを記念して実施する記念株主優待は、26年9月末日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に一律でQUOカード3000円分を既存の優待制度に追加して提供する。
■日東電工 <6988> 3,550円 +104 円 (+3.0%) 11:30現在
日東電工<6988>は反発している。28日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の1兆650億円から1兆1100億円(前期比8.0%増)、営業利益予想を1930億円から2000億円(同8.9%増)、最終利益予想を1410億円から1420億円(同6.4%増)に引き上げており、好感した買いが集まっている。データセンター及び半導体向け部材やハイエンドスマートフォン向け部材の需要増加に加え、為替レートが当初想定よりも円安基調で推移していることも収益を押し上げる。想定為替レートは1ドル=153円から1ドル=158円に変更した。4~6月期は売上高が2716億7200万円(前年同期比10.3%増)、営業利益が492億1000万円(同15.4%増)、最終利益が338億7200万円(同8.2%増)だった。インダストリアルテープが大幅な増収増益で業績を牽引。AIサーバーの需要拡大を背景に、半導体メモリやセラミックコンデンサーなどの生産に使用される工程用材料の需要が増えた。また、ハイエンドスマートフォン向け組み立て用部材についてもバッテリー固定用電気剥離テープの採用モデルが拡大した。
■デジタルガレージ <4819> 2,357円 +69 円 (+3.0%) 11:30現在
デジタルガレージ<4819>はしっかり。28日取引終了後、京都銀行の法人向けデジタルソリューション「京都FG with DX Connect Gate」において、請求書カード払い機能を提供開始したと発表した。地域金融機関による中小企業へのDX支援強化と資金繰り高度化を同時に実現するものという。
■クオリプス <4894> 4,250円 +120 円 (+2.9%) 11:30現在
クオリプス<4894>は反発。28日取引終了後、27年3月期連結業績予想について、これまで非開示としていた売上高を5億4000万円(前期比2.5倍)とし、最終損益を13億9000万円の赤字から5億7000万円の赤字(前期10億2200万円の赤字)へ上方修正すると発表した。9月以降に開始されるリハートの販売による影響を織り込んだ。補助金収入なども寄与する見込み。これが手掛かりとなっている。
■ヤマダホールディングス <9831> 759.4円 +20.1 円 (+2.7%) 11:30現在
ヤマダホールディングス<9831>が5日続伸している。28日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、旧村上ファンド系とされる投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)と共同保有者による株式保有割合が5.10%から6.26%に上昇したことが判明したことを受けて、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「株主価値向上に資する資本政策及びコーポレートガバナンスなどに関する助言及び提案」としており、報告義務発生日は7月21日となっている。
■レゾナック <4004> 12,675円 +310 円 (+2.5%) 11:30現在
レゾナック・ホールディングス<4004>が大幅高で4日ぶりに反発している。28日の取引終了後に、ハードディスクメディア生産に約150億円の追加投資を行うと発表したことが好感されている。生成AIやクラウドサービスの普及を背景にデータセンター向けストレージ需要が中長期的に拡大することが見込まれていることを背景に、ハードディスクメディアの安定供給体制の更なる強化を図るのが目的。中核であるシンガポール拠点へ追加投資し、生産能力は今年5月に発表した能力増強と合わせて、現状の約1億6000万枚規模から44%増となる年間約2億3000万枚規模へと拡大する。また、価格改定についても顧客と合意したとしており、業績への貢献が期待されている。
■セブン銀行 <8410> 328.6円 +7.9 円 (+2.5%) 11:30現在
セブン銀行<8410>が4日続伸し連日の年初来高値更新となっている。きょう付の日本経済新聞朝刊で「2027年度にも、小売企業に銀行機能の外販を始める」と報じられたことが好材料視されているようだ。記事によると、これによりスーパーやコンビニエンスストアは銀行認可を取得せずに、手軽に独自ブランドの「銀行」を立ち上げることができるようになり、アプリの決済やポイント付与などサービスを展開できるという。セブン銀にとっては、買い物客と金融を結ぶ経済圏構築で、小売企業の顧客の銀行口座積み上げにつながると期待されている。
■スクリン <7735> 11,850円 -2,325 円 (-16.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
SCREENホールディングス<7735>は大幅続落。28日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の7250億円から7430億円(前期比22.7%増)、営業利益予想を1500億円から1565億円(同27.7%増)に引き上げたものの、物足りなさを意識した投資家の売りが優勢になっている。通期業績予想は過去最高レベルの受注が続いていることを踏まえ修正。同時に期末配当予想を8円増額の123円とした。年間配当予想は183円となる。同社は26年4月1日付で1株を2株に株式分割しており、前期実績は株式分割後ベースで146円50銭に当たる293円だった。4~6月は売上高が1217億7500万円(前年同期比10.3%減)、営業利益が143億6800万円(同41.1%減)となった。半導体製造装置事業が大幅な減収減益となったものの、想定通りだという。スライド案件を第2四半期(7~9月)に売り上げ計上する。
■トクヤマ <4043> 3,966円 -346 円 (-8.0%) 11:30現在
トクヤマ<4043>が続落している。午前9時ごろに未定としていた27年3月期通期業績予想を発表し、売上高3920億円(前期比12.2%増)、営業利益340億円(同8.2%減)、純利益260億円(同17.1%増)と営業減益を見込むことが嫌気されている。半導体関連製品の販売増加や欧米を中心にした歯科器材の好調継続、トクヤマライフサイエンスグループの連結化などが寄与し増収を見込むものの、化学品の販売減少や原燃料コストの増加が響く。なお、セメント・固化材の国内販売事業と一部連結子会社の株式譲渡による影響については影響額を精査中で業績予想には織り込んでいないとしている。また、同じく未定としていた年間配当予想は前期比12円増の132円(中間60円・期末72円)としている。なお、同時に第1四半期(4~6月)決算を発表しており、売上高856億5400万円(前年同期比4.7%増)、営業利益60億7600万円(同22.9%減)、純利益52億400万円(同6.0%増)だった。
●ストップ高銘柄
シリコンスタジオ <3907> 1,318円 +300 円 (+29.5%) ストップ高 11:30現在
円谷フィHD <2767> 2,330円 +400 円 (+20.7%) ストップ高 11:30現在
イノバセル <504A> 553円 +80 円 (+16.9%) ストップ高 11:30現在
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
サクシード <9256> 1,446円 -400 円 (-21.7%) ストップ安 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース