話題株ピックアップ【夕刊】(3):出前館、VNX、東邦鉛
■出前館 <2484> 174円 +12 円 (+7.4%) 本日終値
出前館<2484>は続伸。同業他社との競争激化や昨今の物価高に伴う節約志向の高まりを背景に国内フードデリバリー市場は厳しい状況にあり、こうしたなか同社の業績は販促費や広告費など各種コストがかさむ形で赤字が続く。今月15日に通期業績予想の下方修正を発表。営業損益を40億円の赤字から79億円の赤字に見直し、前期(49億2300万円の赤字)から赤字拡大となる見通しを示した。これを受け、直後に同社株は年初来安値(112円)まで売られたものの、その後は次第に悪材料出尽くしとの見方が広がり戻りを試す展開に。直近、KDDI傘下で同業のmenu(メニュー)が事業撤退を発表したことも追い風として意識されて一段と上げ足を速め、連日の年初来高値更新で一気に170円台まで浮上してきた。なお、筆頭株主であるLINEヤフー<4689>の会社員SHIN JUNGHO氏が大株主に浮上したことが7月下旬に大量保有報告書で判明し、今月に入って更に買い増したことが明らかとなっている。これに対する思惑も広がっているとみられる。
■VALUENEX <4422> 600円 +41 円 (+7.3%) 一時ストップ高 本日終値
VALUENEX<4422>が急騰。同社は25日の取引終了後、未定としていた26年7月期の連結業績に関し、最終損益が1億2700万円の黒字(前の期は8200万円の赤字)で着地したようだと発表した。黒字転換を好感した買いが入ったようだ。売上高は8億9100万円(前の期比29.1%増)で着地する格好となったという。コンサルティング売り上げについて、国内及び米国でのデータ解析に対するニーズは継続的に高まっているとし、新規案件の受注が奏功。業務の効率化やコスト削減効果も寄与する。
■東邦亜鉛 <5707> 1,232円 +79 円 (+6.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
東邦亜鉛<5707>が急反発。ここ金市況の高騰と歩調を合わせるように銀市況も急速に上値指向を強めている。同社は鉛や銀などの製錬事業を主力展開するが、銀市況の動向が収益に与えるインパクトが大きいため、株価への影響も顕著となりやすい。事実、8月に入ってからの同社株の上昇は金・銀市況の高騰と軌を一にしている。そして、もう一つ市場で注目を浴びている背景としてレアアース・レアメタル関連としての切り口がクローズアップされている。同社は経営再建に取り組むなか、鉛及びレアメタルのリサイクル(回収事業)に傾注する構えを打ち出している。具体的には群馬県の安中製錬所の既存設備を活用して、リサイクル原料から有価金属を回収する事業で、レアアースもその対象の一つと目されている。ここ、アサカ理研<5724>などにレアアース関連のテーマで投資資金流入が加速していることで、その連想で東邦鉛にも物色人気が波及してきた。
■ELEMENTS <5246> 871円 +43 円 (+5.2%) 本日終値
ELEMENTS<5246>が大幅高で4日ぶりに反発。この日、子会社Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」が、ソニーフィナンシャルグループ<8729>傘下のソニー銀行が提供するバンキングアプリ「ソニー銀行アプリ」に採用されたと発表しており、好感された。これにより、ICチップ読み取りによる本人確認がオンラインで完結し、アプリから口座開設申込が可能になるとしている。
■jig.jp <5244> 183円 +7 円 (+4.0%) 本日終値
jig.jp<5244>は高い。25日の取引終了後に上限を120万株(自己株式を除く発行済み株数の2.88%)、または2億8000万円とする自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。取得期間は8月26日から12月24日までで、うち42万株または7392万円を上限に26日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得する。
■YE DIGITAL <2354> 1,428円 +46 円 (+3.3%) 本日終値
YE DIGITAL<2354>が大幅高で3日続伸。この日、飼料配送先の農場マップ情報と飼料タンクの資産管理台帳を一元管理できる、飼料タンク位置・情報共有システム「ファームマップ」を9月に提供開始すると発表しており、好材料視された。同システムは、飼料タンク残量管理ソリューション「Milfee」シリーズのサービスの一つとして提供されるクラウドサービス。農場マップ情報とタンク情報を関連づけて管理することで、情報の一元管理と円滑な情報共有を実現するとしており、畜産業界のDX推進に貢献する。
■竹田iP <7875> 825円 +16 円 (+2.0%) 本日終値
竹田iPホールディングス<7875>は続伸。25日の取引終了後、取得総数45万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.68%)又は取得総額3億6405万円を上限とする自社株買いを東京証券取引所における自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で実施すると発表しており、株価の刺激材料となった。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、26日に41万7400株を1株809円で取得した。
■ピーバンドットコム <3559> 447円 +8 円 (+1.8%) 本日終値
ピーバンドットコム<3559>が3日続伸。25日の取引終了後に、コードを書かずにエッジAIを試すことのできる「ノーコード組み込みAI開発キット」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同キットは、センサーのデモ機開発支援サービス「gene」とローム<6963>のオンデバイスAIソリューション「Solist-AI」を組み合わせたもので、マイコン搭載の計測端末、エッジAIモジュール、複数のセンサー、GUI開発ツールを1つにまとめ、コードを書かずにマイコン上でのAI学習から推論まで試すことのできる構成となっている。センサーの知見があればAIエンジニアでなくてもPoC(概念実証)を始められ、従来4~8週間ほどかかっていたマイコン選定・評価環境の準備や、2~4週間かかっていたPoC検証を、数日程度まで短縮できるとしている。
■大光銀行 <8537> 2,996円 +41 円 (+1.4%) 本日終値
大光銀行<8537>は4日ぶり反発。25日取引終了後、15万株(自己株式を除く発行済み株数の1.56%)を上限に26日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。買い付け価格は25日終値の2955円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、大光銀は予定通り15万株を取得した。これが手掛かりとなったようだ。
■JRC <6224> 1,170円 +14 円 (+1.2%) 本日終値
JRC<6224>が5日続伸。25日の取引終了後に、M&Aや戦略投資を通じた新たな事業機会の創出などを目的として「グロースM&Aカンパニー」を設立し、新たな事業としてスタートさせると発表。その第1号案件としてトーカイコンベア(川崎市川崎区)の全株式を取得し子会社化すると発表したことが好感された。「グロースM&Aカンパニー」では、企業・事業を取得すること自体を目的とするのではなく、投資先企業が有する強みを尊重しつつ、JRCグループの経営資源との協業・共創を通じて双方の持続的な成長と企業価値の向上を目指すという。第1号案件であるトーカイコンベアは、クリーニング会社やリネンサプライ会社向けを中心とした衣類搬送・保管用コンベヤシステムの設計・製作・販売を行っており、両社の経営資源を融合することで、トーカイコンベアの設計・製造・提案力を強化し、顧客への提供価値の更なる向上を目指すとしている。なお、同件が27年2月期業績に与える影響は軽微としている。
■Abalance <3856> 319円 -80 円 (-20.1%) ストップ安 本日終値
Abalance<3856>がストップ安。東京証券取引所が25日の取引終了後に、同社株の上場廃止を決定し、同日付で整理銘柄に指定したことが嫌気された。内部管理体制確認書の提出前で、内部管理体制などが適切に整備される、または適切に運用される見込みがなくなったと同取引所が認める場合に該当するためという。なお、上場廃止日は9月26日。
●ストップ高銘柄
ビーマップ <4316> 107円 +30 円 (+39.0%) ストップ高 本日終値
アーキテクツ <6085> 235円 +50 円 (+27.0%) ストップ高 本日終値
弁護士ドットコム <6027> 5,050円 +705 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
Abalance <3856> 319円 -80 円 (-20.1%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース