話題株ピックアップ【夕刊】(1):BASE、壱番屋、精工技研
■BASE <4477> 374円 +58 円 (+18.4%) 本日終値
BASE<4477>が続急騰。前週末28日の取引終了後に、SBIホールディングス<8473>がグループのSBINMを通じて、BASEの持ち分法適用関連会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格340円を意識した展開となった。同時に資本・業務提携を締結すると発表した。提携によりデジタル領域における金融サービスを強化するほか、コンテンツ、IP及びファンエコノミーを起点とする新たな収益機会の創出などのシナジーを目指す。買い付け予定数は上限を2379万2300株(所有割合20.00%、下限設定なし)としており、買付期間は8月31日から9月30日まで。TOB成立後もBASEは上場を維持する予定。なお、BASEはTOBに関して賛同の意見を表明するとともに、株主に対しては応募するか否かについては株主の判断に委ねるとしている。
■壱番屋 <7630> 1,091円 +150 円 (+15.9%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
壱番屋<7630>がストップ高。日本経済新聞電子版がこの日、「ハウス食品グループ本社が『カレーハウスCoCo壱番屋』を運営する壱番屋の売却を検討していることが31日分かった」と報じた。壱番屋は株式非公開化を検討するとも伝えており、ファンドによるTOB(株式公開買い付け)の可能性が意識され、買いが集まったようだ。記事によると、すでに複数の投資ファンドが買収に名乗りを上げており、近く買収希望者から法的拘束力のない提案を募るとみられるという。ハウス食品グループ本社<2810>も高い。
■精工技研 <6834> 5,810円 +610 円 (+11.7%) 本日終値
精工技研<6834>が急騰。光通信用デバイスと自動車部品用金型を主柱とするが、光学技術と精密加工技術を併せ持つことでニッチトップの実力を発揮している。膨大な電力を消費するAIデータセンター向けに光電融合技術が注目され、関連有力株として人気化した経緯があるが、足もと物色テーマとして日の目を見た自動運転分野でも同社の展開材料が注目され始めている。自動運転車の目となる高精度センサー技術などで先行するほか、大容量通信ニーズを背景とした自動車向け光製品でも活躍が見込まれる。なお、8月末の株主を対象に1株を5株にする株式分割を実施、前週末から分割後の株価で取引され、きょうが基準日となっている。個人投資家が参戦しやすくなったことも物色人気を増幅させている形だ。
■ストライクグループ <6196> 1,458円 +108 円 (+8.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
ストライクグループ<6196>が大幅続伸。前週末28日の取引終了後に、26年9月期の連結業績予想について、売上高を225億2300万円から245億円へ、営業利益を73億1600万円から83億円へ、純利益を50億2500万円から57億円へ上方修正したことが好感された。前期は連結決算を行っていないため前期との単純比較はできないものの、第3四半期以降に上期の実績を上回る水準で成約が積み上がっていることに加えて、直近の7月及び8月で複数の大型案件の成約に至ったことが要因としている。
■ガンホー <3765> 2,670円 +197 円 (+8.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が大幅続伸。前週末28日の取引終了後に、ソニーグループ<6758>傘下のソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)と資本・業務提携すると発表したことが好感された。発行済み株数の23.29%(議決権所有割合)を所有する筆頭株主のSON Financialが所有する全株式を、SMEに市場外での相対取引により12月30日付で譲渡する。譲渡価額は286億3550万円。両社は今後、ガンホーが運営・配信するスマートフォンゲームやコンソールゲーム及びパソコン向けゲームの共同開発及び共同運営を検討するほか、コラボレーション企画の推進やSMEグループのIP活用を含む新たなゲーム企画の検討などを予定しているという。
■関西電力 <9503> 2,810.5円 +198 円 (+7.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
関西電力<9503>が大幅続伸。前週末28日の取引終了後に、美浜発電所(福井県美浜町)及び高浜発電所(福井県高浜町)構内における使用済み燃料乾式貯蔵施設の設置計画について、福井県、美浜町及び高浜町から「原子力発電所周辺環境の安全確保等に関する協定書(安全協定)」に基づく事前了解を受け取ったと発表しており、好材料視された。同計画は使用済み核燃料の中間貯蔵施設への円滑な搬出と、搬出までの間に電源を使用せずに安全性の高い方式で保管できるよう、発電所からの将来の搬出に備えて発電所構内に使用済み燃料乾式貯蔵施設を設置するもの。同施設を巡っては、燃料の最終的な搬出先となる再処理工場(青森県六ケ所村)の完成遅れの懸念などから県が了承の判断を先送りしていたが、今回の事前了解により準備ができ次第、原子力規制委員会に対して工事計画の認可について申請を行う予定としている。
■コンヴァノ <6574> 121円 +7 円 (+6.1%) 本日終値
コンヴァノ<6574>が続伸。前週末28日の取引終了後に、医療機関特化型AIエージェントシステム「AXON(アクソン)」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「AXON」は、医療機関の業務プロセスを支援する医療機関特化型のAIエージェントシステム。AIエージェントによる予約・問診対応の自動化や、業務プロセスの効率化、集患・マーケティング支援、データ分析などの機能を提供する。なお、同件が27年3月期業績に与える影響は軽微としている。
■ニフコ <7988> 5,300円 +237 円 (+4.7%) 本日終値
ニフコ<7988>が続伸。午前9時ごろに、上限を830万株(自己株式を除く発行済み株数の8.88%)、または400億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は9月1日から18日までで、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けのほか、市場買い付けにより取得する。
■住友化学 <4005> 572.2円 +16.3 円 (+2.9%) 本日終値
住友化学<4005>は大幅高。同社はこの日、化合物半導体の一種であるインジウムリンエピウエハの量産体制を確立し、販売を開始したと発表した。同製品は電気信号と光信号を高効率で変換する高性能な光半導体デバイスを実現する中核材料として次世代データセンターや高速ネットワーク分野で活用が急速に広がっており、今後の大幅な需要拡大が見込まれているという。今回の販売開始を契機に光電融合技術の普及を支える材料供給体制を構築し、事業展開を加速するとした。
■INPEX <1605> 3,957円 +81 円 (+2.1%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が3日続伸。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限は日本時間31日午前に一時、1バレル=85.7ドル近辺まで上昇した。前週末28日の清算値(終値に相当)は前日比0.13ドル安の83.40ドルだった。30日に、米軍がホルムズ海峡のイラン・ララク島を攻撃したと報じられた。イランは報復を表明したという。イラン情勢の緊迫化を受け、時間外取引のWTI価格は上昇しており、これを受けINPEXなどに買いが流入した。
株探ニュース