欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日銀利上げ観測もドルに買戻し
1日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日銀の追加利上げ観測を背景に、円買いがドルを下押しする見通し。ただ、米国の早期利上げ観測に変わりはなく、ドルは159円台で買戻しが入りやすい。
米軍から攻撃されたイランは「報復」として周辺国を襲撃し、地域の安定に不透明感を深めている。前日は原油相場が値上がりし、インフレ圧力が意識された。また、引き締め的な米金融政策の思惑から金利高も継続。ただ、この日は月末特有の取引でドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.1590ドル付近から1.1620ドル台に浮上、ドル・円は159円60銭台から159円90銭付近に上昇。本日アジア市場でドル・円はドル買いで底堅く推移した。
この後の海外市場は中東情勢と米金利が手がかり。ベッセント米財務長官は日銀の政策に言及しており、利上げ期待による円買いが入りやすい。また、今晩発表の米経済指標は前回よりも弱い内容なら米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が一服し、ドル買いは後退。ただ、米国とイランの対立は長期化が懸念され、原油高・金利高を背景としたドル買いは継続しそうだ。ドルは160円台で上値が重くなるものの、159円台では買戻しが期待される。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI確報値(8月) 前回52.8
・18:00 欧・ユーロ圏失業率(7月) 前回6.3%
・18:00 欧・ユーロ圏CPI(8月) 予想3.2% 前回2.9%
・22:45 米・製造業PMI確報値(8月) 前回53.2
・23:00 米・ISM製造業景況指数(8月) 予想55.2 前回55.6
・23:00 米・建設支出(7月) 予想0.2% 前回-0.1%
・23:00 米・求人件数(7月) 予想738.0万件 前回735.9万件
《CS》