概要・株価
チャート
ニュース
かぶたん ロゴ
PR

株価指数先物 【週間展望】―中銀イベント後のアク抜けに期待も、ロングを強めにくい

市況
2026年9月13日 17時00分

今週の日経225先物(12月限)は中銀イベントを消化しつつ、日米の長期金利や為替市場の動向、中東情勢を巡る緊張を背景とした原油相場をにらんでの相場展開となりそうだ。

前週の日経225先物は、4日の米国市場で主要な株価指数が下落する一方、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%を超える上昇だった。この流れから週明け7日の日本株市場でアドバンテスト <6857> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、キオクシアホールディングス <285A> [東証P]など、指数インパクトの大きい半導体や AI(人工知能)関連株が日経平均株価を押し上げ、先物市場でロング優勢の流れに向かわせた。

ただし、7日は前日比1470円高で6万6000円台を回復したものの、翌8日は1280円安で6万5000円台へ押し戻された。その後は中東情勢の緊迫化を背景にWTI原油先物が約4カ月ぶりに1バレル=100ドル台を突破したことや、米長期金利の上昇が重荷となり、11日には一時6万2880円まで下落する場面もみられた。週末11日は先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ商いが、日経平均型で1銘柄あたり3万株超の売り越しだったことも、下へのバイアスを強める一因になった。売り一巡後は6万3960円まで下げ幅を縮め、日中の高値で終えている。

11日は朝方にボリンジャーバンドの-2σ(6万3450円)を割り込んだものの、終値では同バンドを上回っているため、-1σ(6万4750円)とのレンジが意識されやすい。11日取引終了後のナイトセッションは6万4510円で終えたが、一時6万4740円まで買われて、6万4680円まで下がってきた-1σを上回る場面もみられた。前週は週前半に一目均衡表の雲上限を捉えたものの上抜くことはできず、その後の調整で雲下限での攻防が続いた。調整トレンドは継続しているものの、雲下限が緩やかに切り上げてくるタイミングに入ることで、この雲下限に沿ったリバウンドが意識されやすいだろう。

また、週足では支持線として意識される26週移動平均線(6万3780円)を上回って推移している。3月と7月の調整局面でも同線が支持線として機能しており、今回も同線に支えられる形になるかを見極めたいところであり、いったんはリバウンドを誘うタイミングとなろう。なお、13週線(6万6060円)と26週線とのゾーンでの推移が意識されるなか、上ブレイクでは+1σ(6万8250円)、下抜く局面では-2σ(6万1730円)とのゾーンに移るとみておきたい。

原油相場は10日に102.48ドルに上昇したが、11日には100.05ドルに低下した。英紙フィナンシャル・タイムズは、湾岸諸国とイランが14日に外相会合を開く見通しだと報じた。中東情勢を巡る過度な緊張が和らぐとの観測から売りが出たようであり、週初は原油価格の低下がショートカバーに向かわせそうだ。もっとも、トランプ米大統領はイランとの戦闘終結は11月の中間選挙後に持ち越されるとの見通しを示しており、それまでは両国の対立激化の懸念が燻り続けるだろう。

中銀イベントについては、15日~16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、17日~18日に日銀の金融政策決定会合が開かれる。ジャクソンホール会議でのウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長によるタカ派発言以降、予想を上回る米雇用統計や米卸売物価指数(PPI)、米消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、FOMCの利上げ確率は上昇。日銀会合では追加利上げに踏み切る可能性が指摘されるなど、利上げシナリオの織り込みは進んでいる。イベント通過後には、いったん自律反発が期待されやすい。

ただ、18日の植田和男日銀総裁の会見は取引終了後となる。翌週21日~23日はシルバーウィークとなるため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られ、持ち高調整に伴うリバランスが中心になりやすい。上値追いのロングは入れにくいが、中銀イベント通過によるアク抜けが意識されることもあり、ショートカバーを誘う動きが入りそうだ。

11日の米VIX指数は、15.84(10日は17.84)に低下した。週間(4日は14.53)では上昇している。原油高や長期金利の上昇が警戒され、10日に18.17まで上昇して75日線(16.63)を一気に上抜く形で、200日線(18.11)を上回る場面もあった。ただ、週末は原油相場が下落するなかで大きく下げて、75日線を割り込んでいた。再び25日線(15.32)を下回ってくるようだと、リスク選好に向かわせやすいだろう。

11日のNT倍率は、先物中心限月で15.96倍(10日は16.11倍)に低下した。週間(4日は15.86倍)では上げている。200日線(15.63倍)水準から上昇をみせ、8日には16.25倍まで上げて、一時25日線(16.13倍)を上回った。その後は半導体やAI関連株の不安定な値動きによって、NTロングを巻き戻す動きに向かわせている。25日線が抵抗線として意識されるようだと、支持線として機能している200日線に接近する可能性があるため、指数インパクトの大きい半導体株をにらんでの展開となりそうだ。

9月第1週(8月31日-9月4日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で3週ぶりの買い越しであり、買い越し額は5371億円(8月第4週は379億円の売り越し)だった。現物は6893億円の買い越し(同1319億円の売り越し)と3週ぶりの買い越しであり、先物は1522億円の売り越し(同940億円の買い越し)と7週ぶりの売り越しだった。個人は現物と先物の合算で426億円の売り越しと2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で4681億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。

主要スケジュールでは、9月14日に7月鉱工業生産確報値、15日に中国8月鉱工業生産、中国8月小売売上高、16日に7月機械受注、8月貿易収支、自民党役員人事(見通し)、米国8月小売売上高、FOMC終了後に政策金利、ウォーシュFRB議長記者会見、17日に内閣改造実施(見通し)、イングランド銀行(BOE)政策金、米国8月住宅着工件数、18日に8月全国消費者物価指数、日銀金融政策決定会合終了後に政策金利、植田和男日銀総裁が記者会見、米国クアドラプル・ウィッチング、米国8月鉱工業生産、米国8月コンファレンスボード景気先行指数などが予定されている。

――プレイバック・マーケット――

●SQ値

10月限 日経225 48779.14  TOPIX  3241.66

11月限 日経225 50323.66  TOPIX  3339.97

12月限 日経225 50536.54  TOPIX  3393.48

01月限 日経225 51525.23  TOPIX  3491.09

02月限 日経225 57045.65  TOPIX  3854.29

03月限 日経225 52909.45  TOPIX  3568.56

04月限 日経225 56572.89  TOPIX  3752.89

05月限 日経225 62628.64  TOPIX  3828.17

06月限 日経225 66698.04  TOPIX  3904.01

07月限 日経225 69171.55  TOPIX  4065.31

08月限 日経225 69702.13  TOPIX  4197.74

09月限 日経225 63039.49  TOPIX  3959.54

日経225先物(日足)

始値   高値   安値   終値  前日比

26/12 09月11日  64930  65050  62880  63960  -1130

26/09 09月10日  65260  65340  64150  65190  -70

26/09 09月09日  65000  65790  64810  65260  +50

26/09 09月08日  66430  66780  65100  65210  -1280

26/09 09月07日  65100  66680  64660  66490  +1470

終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

TOPIX先物(日足)

始値   高値   安値   終値  前日比

26/12 09月11日  4027.0  4031.0  3928.0  4007.5  -24.0

26/09 09月10日  4055.0  4059.0  3998.0  4046.0  -4.0

26/09 09月09日  4041.5  4076.5  4030.0  4050.0  -4.0

26/09 09月08日  4130.0  4132.5  4044.0  4054.0  -76.5

26/09 09月07日  4100.0  4142.5  4085.0  4130.5  +31.5

終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

シカゴ日経平均 円建て

清算値  前日大阪比

09月11日(12月限) 64535 +575

09月10日(09月限) 63860 -1230

09月09日(09月限) 64175 -1085

09月08日(09月限) 65145 -65

09月07日(09月限) -(休場)

※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)

  売り   前週末比   買い      前週末比

09月04日    1227億円  -501億円  2兆0202億円  -3009億円

08月28日    1728億円  -496億円  2兆3212億円  +1132億円

08月21日    2224億円  +132億円  2兆2080億円  -2279億円

08月14日    2092億円  +166億円  2兆4359億円  +1991億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)

売り      前日比  買い       前日比

09月09日    2506万株   +108万株  6億1523万株   +4947万株

09月08日    2397万株   -111万株  5億6576万株   -1859万株

09月07日    2509万株   -0.8万株  5億8435万株   -184万株

09月04日    2517万株   -403万株  5億8619万株   +916万株

09月03日    2921万株    -14万株  5億7702万株   -1499万株

09月02日    2935万株   -0.2万株  5億9202万株   -2504万株

09月01日    2935万株    +16万株  6億1706万株   -1028万株

08月31日    2919万株   -551万株  6億2734万株   -2824万株

08月28日    3470万株   -166万株  6億5558万株   +1316万株

08月27日    3636万株    -13万株  6億4241万株   +1729万株

08月26日    3650万株   -368万株  6億2512万株   -520万株

08月25日    4019万株   -324万株  6億3033万株   +650万株

08月24日    4343万株   -134万株  6億2382万株   +1028万株

NT倍率

09月11日  15.96

09月10日  16.11

09月09日  16.11

09月08日  16.08

09月07日  16.09

09月04日  15.86

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集