話題株ピックアップ【夕刊】(2):テクマト、リンガハット、INPEX(訂正)
■テクマトリックス <3762> 3,175円 +90 円 (+2.9%) 本日終値
テクマトリックス<3762>が5日続伸し、新値追い。同社はきょう午前10時ごろ、米ハルシオンとディストリビューター契約(販売店契約)を締結し、「Halcyonランサムウェア対策プラットフォーム」の販売を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。これは、ランサムウェア特有の挙動を捉える防御機能に加え、EDR(エンドポイント検知・対応)の無効化を狙う攻撃への対策、二重脅迫防止、暗号鍵の捕捉と復号などを組み合わせることで、ランサムウェアの攻撃チェーン全体への対策を提供するもの。また、ランサムウェアに特化したランサムウェアオペレーションセンター(ROC)が24時間365日体制で脅威への対応を支援するとしている。
■リンガーハット <8200> 2,376円 +62 円 (+2.7%) 本日終値
リンガーハット<8200>は続伸。同社は長崎ちゃんぽん店「リンガーハット」を営む。前営業日9日の取引終了後、27年2月期第2四半期(3~8月)の連結決算を発表した。売上高が前回予想の231億7000万円から233億800万円(前年同期比4.1%増)、営業利益が9億円から11億1800万円(同41.6%増)、最終利益が4億7000万円から6億6700万円(同30.6%増)に上振れして着地しており、これらを好感した買いが集まった。経常利益及び最終利益は減益予想から一転して増益となった。また、中間配当は1円増額の7円に変更。年間配当予想は14円(前期は13円)となる。8月中間期はインバウンドや大型連休の影響により上向き傾向が続いた。また、今年2月に実施した価格改定や顧客ニーズを捉えた新商品の導入効果なども業績を押し上げた。なお、27年2月期の通期業績予想は売上高473億円(前期比4.9%増)、営業利益22億円(同55.1%増)、最終利益12億円(同30.5%減)の従来見通しを据え置いた。原材料・光熱費の高騰など厳しい事業環境が続いていることを理由に挙げた。
■ハードオフ <2674> 2,549円 +62 円 (+2.5%) 本日終値
ハードオフコーポレーション<2674>はしっかり。同社は「ハードオフ」をはじめとするリユース事業を手掛けている。きょう午前9時45分ごろ、9月度の店舗売上高及び出店状況を発表した。国内直営店の既存店売上高は前年同月比8.8%増となり、15カ月連続で増収を継続していることを好感した買いが入った。
■INPEX <1605> 3,730円 +90 円 (+2.5%) 本日終値
INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が高い。12日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前週末比1.89ドル高の1バレル=93.74ドルと上昇。一時94.36ドルまで買われた。イエメンの親イラン武装組織フーシが10~11日に、サウジアラビアの首都リヤドにある国際空港を攻撃した。これを受け、トランプ米大統領はサウジアラビアによるフーシに対する攻撃に米軍も参加する可能性を示唆した。中東情勢に対する緊迫感が高まり原油価格は上昇基調にある。このなか、石油関連株に買いが流入した。
■松屋フーズ <9887> 5,300円 +120 円 (+2.3%) 本日終値
松屋フーズホールディングス<9887>は続伸。前営業日9日、松屋の一部商品の価格を13日午後3時から改定すると発表しており、株価の支援材料となったようだ。原材料費や人件費などの上昇を受けて実施する。各種セットを含む牛めし類全品を一律で20円値上げするほか、ソーセージエッグ定食や得朝牛皿定食などの価格も引き上げる。
■技研製作所 <6289> 1,984円 +35 円 (+1.8%) 本日終値
技研製作所<6289>は高い。前営業日9日の取引終了後、26年8月期の連結決算の発表にあわせて、27年8月期の通期業績予想を開示した。売上高310億円(前期比9.1%増)、営業利益33億円(同7.8%増)を見込んでおり、好感した買いが集まった。建設機械事業、圧入工事事業ともに増収増益を達成する見通し。建設機械事業は国内で市場環境の厳しさが増すなか、新型機「SXシリーズ」の販売に注力し増収を目指す。海外では技研製から技術サポートなどを受けることができるGTOSS会員との協働体制を深化させ、各地域における圧入市場の拡大を加速する。圧入工事事業はドイツにおけるオペレーター付きレンタルの拡大やフィリピンにおける大型ODA案件を見込んでいる。なお、26年8月期は売上高が284億2400万円(前年同期比7.9%増)、営業利益が30億6200万円(同19.3%増)だった。
■古野電気 <6814> 8,060円 +130 円 (+1.6%) 本日終値
古野電気<6814>は3日ぶりに反発。前営業日9日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を1485億円から1580億円(前期比12.4%増)、営業利益を170億円から210億円(同29.3%増)に引き上げた。同時に年間配当予想を中間115円・期末95円の210円(前期は160円)と50円増額しており、好感した買いが集まった。主力の舶用事業の販売が堅調な市場環境を背景に想定を上回って推移。業績は部品価格の上昇による収益への影響を補って、前回予想を超える。想定為替レートを1ドル=153円から159円、1ユーロ=183円から184円に変更する。今回の修正により、経常利益及び最終利益は減益予想から一転、過去最高益を連続で更新する見通しになった。また、あわせて31年2月期の目標を開示。売上高1800億円(26年2月期は1406億1600万円)、営業利益率は15%以上(同11.6%)を目指すとしており、こちらも株価の支援材料となっているようだ。8月中間期は売上高が799億1700万円(前年同期比16.4%増)、営業利益が128億6600万円(同38.3%増)となった。なお、8月中間期については当初予想から上振れして着地したことを今月6日に発表していた。
■オムロン <6645> 6,498円 +103 円 (+1.6%) 本日終値
オムロン<6645>は底堅く推移。この日朝方、産業用パソコンメーカーのオンロジックを傘下に持つ米インターロジックを買収すると発表した。独自の高精度制御技術をオンロジックのパソコンに組み合わせることで、次世代のフィジカルAIプラットフォームの開発を加速する狙いがある。6億7500万ドル(約1046億円)で株式100%を取得し、完全子会社化する。買収の実行日は2027年1月ごろの予定。これが手掛かりになったようだ。
■近鉄百貨店 <8244> 1,912円 +29 円 (+1.5%) 本日終値
近鉄百貨店<8244>は堅調に推移。前営業日9日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高を1160億円から1170億円(前期比6.7%減)、営業利益を56億円から62億円(同7.7%減)、最終利益を39億円から40億円(同7.8%増)に引き上げた。同時に期末一括配当予想を5円増額の25円(前期は20円)に変更しており、これらを好感した買いが入った。8月中間期は売上高が前回予想の570億円から573億6200万円(前年同期比8.3%減)、営業利益が27億円から30億1400万円(同15.0%増)、最終利益が17億円から22億2000万円(同38.0%減)に上振れして着地。前年同期に大阪・関西万博があった反動が出ているものの、百貨店事業で国内売上高及び免税売上高が好調に推移。特別損失に計上した改装に伴う固定資産等除却損等が前回予想から減少し、各段階利益が計画を上回る水準となった。また、下半期については中東情勢に起因する水道光熱費などのコストの増加が前回の想定を下回ると判断した。
■安川電機 <6506> 4,840円 +57 円 (+1.2%) 本日終値
安川電機<6506>は堅調。前営業日9日の取引終了後、27年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表した。8月中間期は売上高が2855億9800万円(前年同期比9.8%増)、営業利益が220億5800万円(同5.5%減)、最終利益が189億8800万円(同4.1%増)だった。ただ、足もとの第2四半期(6~8月)は売上高が1466億1600万円(前年同期比9.0%増)、営業利益が135億7200万円(同5.8%増)、最終利益が135億4300万円(同19.9%増)との計算になり増収増益を達成。データセンター及び半導体関連投資を中心とした需要拡大により、受注高は前年同期比38%増、前四半期比13%増の水準となった。四半期受注額は過去最高となっており、これらを好感した買いが優勢になった。8月中間期はロボット事業が大幅減益で着地。日本における基幹システム移行の影響で販売が減少したことや欧州で事業構造改革費用を計上したことが響いた。なお、モーションコントロール事業は基幹システム移行に伴う生産への影響を補い、大幅な増収増益を達成。ACサーボが半導体・電子部品関連や工作機械向けを中心に販売を伸ばしたほか、インバータがデータセンター用途や半導体製造装置向け、オイル・ガス関連向けで売り上げを伸ばした。なお、同時に通期業績予想を修正した。為替相場が円安水準で推移していることを受け売上高を5800億円から6000億円(前期比10.7%増)に引き上げた一方、営業利益は600億円から575億円(同21.5%増)に引き下げた。基幹システム移行による8月中間期の生産・出荷への影響などを織り込んだ。ただ、最終利益は470億円から475億円(同34.8%増)に変更。下半期の平均為替レートは4月10日公表の想定を見直し、1ドル=145円から155円、1ユーロ=170円から180円、1元=20円50銭から22円に修正する。
株探ニュース