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話題株ピックアップ【夕刊】(1):東宝、ベイカレント、INPEX

注目
2026年10月19日 15時44分

■東宝 <9602>  1,633.5円  +107.5 円 (+7.0%)

東宝<9602>は切り返し急。映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」が大ヒットとなったことが社会的な関心を集めている。15日の27年2月期第2四半期累計(3~8月)連結決算発表時に、通期の業績予想は投資有価証券の一部売却による影響を反映する形で純利益予想のみ引き上げた。「ちいかわ」の本業の部分での大きな業績貢献を見込んでいた市場参加者には失望感が広がる形となったものの、11月に映画「ゴジラ-0.0」の世界同時期公開を控えており、会社側は自社配給網を本格稼働し世界規模のヒットを狙う姿勢を示している。更に、中期的にはゴジラグッズやカードゲームの販売や、アジア圏でのゴジラ・ストアの拡大などを進める方針を掲げており、株式市場においてゴジラのIP(知的財産)市場規模成長への期待も高まっている。株価は75日移動平均線近辺で前週末に下げ渋ったとあって、値頃感を意識した買いが入りショートカバーを誘発。上昇に弾みをつけたとみられる。

■ベイカレント <6532>  10,740円  +545 円 (+5.4%)

ベイカレント<6532>が続伸、15日に発表した第2四半期決算が好感され16日にはストップ高と急騰したが、この日も引き続き買いを集めた。大和証券は16日、同社株の目標株価を7500円から1万1200円に引き上げた。投資判断は5段階で2番目の「2(アウトパフォーム)」を継続した。決算内容に関して、営業利益は同証券の予想を上回った。また、高い売上高成長に加えて、一段の利益率の引き上げを示した中期経営計画及び長期計画もポジティブな内容とみている。コンサルティング業界に求められる需要は、従来型のDX投資の実行支援のみならず、サイバーセキュリティー、防衛領域が拡大しており、営業体制の強化、人材の確保などで先行してきた効果が発揮されていることなどを評価している。

■INPEX <1605>  3,806円  +136 円 (+3.7%)

INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が高い。16日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日比3.44ドル高の1バレル=101.41ドルと9月中旬以来、約1カ月ぶりの高値圏に上昇した。サウジアラビアとイエメンの親イラン武装組織フーシによる攻撃の応酬により、中東情勢に対する警戒感が引き続き高まった。また、ウクライナがロシアの製油所に対する大規模な攻撃を行ったと伝わったことも原油価格の上昇要因となった。

■すかいらーく <3197>  3,543円  +101 円 (+2.9%)

すかいらーくホールディングス<3197>やゼンショーホールディングス<7550>など外食大手が買われた。16日の参議院予算委員会で高市早苗首相が、食料品の消費減税関連法案を巡って税率10%が維持される外食産業の需要喚起策として、プレミアム付き商品券などを検討していると明らかにしたことが刺激材料となったようだ。両社のほか、サイゼリヤ<7581>、吉野家ホールディングス<9861>なども高い。

■ユニオンツル <6278>  14,200円  +360 円 (+2.6%)

ユニオンツール<6278>は大幅続伸。前週末16日の取引終了後に、見附工場(新潟県見附市)の敷地内に新棟(第4工場)を建設すると発表。また、新たな生産拠点として新潟県長岡市に新工場を建設すると発表した。主力製品である切削工具の生産能力増強を図るとともに、今後の事業拡大に対応する生産・開発基盤を整備するのが狙いで、これを材料視する買いが入った。なお、見附第4工場は28年2月の竣工を予定。長岡市の新工場は30年の竣工を予定している。

■JR西日本 <9021>  3,061円  +75 円 (+2.5%)

JR西日本<9021>は堅調に推移。前週末16日、収入概況を発表した。10月の14日時点の運輸取扱収入(速報値)が前年同期比2.2%増となり、増加基調を継続していることが株価の支援材料となったようだ。山陽新幹線は同2%減となったものの、北陸新幹線は同10%増の水準で推移した。なお、今月6日に公表した9月の運輸取扱収入は前年同月比4.6%増だった。また、前週末16日にはJR東海<9022>と東海道・山陽新幹線の「のぞみ」と「みずほ」の指定席特急料金を値上げすることも開示しており、こちらも引き続き好感された。

■PowerX <485A>  1,801円  +31 円 (+1.8%)

パワーエックス<485A>は続伸。前週末16日の取引終了後、8月1日から10月16日までに高圧案件を中心に定置用蓄電システム計47台・総額48億5400万円の販売契約を締結したと発表した。うち、29億1600万円分の受注は8月13日に公表した決算説明資料における「正式受注及び受注見込み」に含まれていなかった案件と明らかにしており、株価の支援材料となったようだ。今回の受注に関する売上高は26年12月期から28年12月期にかけて計上する見通し。また、定置用蓄電システムの累計設置拠点数が10月1日時点で111拠点となり、100拠点を突破したとも開示した。

■OLC <4661>  3,222円  +55 円 (+1.7%)

オリエンタルランド<4661>が10連騰し連日の年初来高値更新。全体相場が下落するなか、AI・半導体関連からディフェンシブ銘柄へと物色の流れがシフトしており、好実態とも相まって買われたようだ。10月からは東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの「1デーパスポート」の最高価格が引き上げられることもあり、更なる業績向上が期待されている。

■MTI <9438>  567円  +8 円 (+1.4%)

エムティーアイ<9438>が3日ぶりに反発。午前11時ごろに、法人向け気象アラートサービス「WERIMO」の提供を開始したと発表したことが好材料視された。「WERIMO」は雨や雷、熱中症などに関する気象情報を確認でき、危険の接近をアラートで知らせるサービス。ゴルフ場や建設・土木の現場、学校、屋外イベントなど屋外で活動する場面での利用を想定し、まずはゴルフ場への導入を開始。今後、各業界のニーズの把握を進め、表示する情報やアラート条件のカスタマイズを通じて他業界への導入を進めるという。

■コメダ <3543>  2,928円  +31 円 (+1.1%)

コメダホールディングス<3543>は高い。前週末16日、「コメダ珈琲店」のタイ1号店を11月16日にバンコクでオープンすると発表しており、好感した買いが優勢になっている。同社は31年2月期を最終年度とする中期経営計画(27年2月期~)で海外展開の加速を重要な成長戦略の1つと位置付け、31年2月期に海外180店舗体制を構築することを目指している。今回のタイ初出店はアセアン地域における事業基盤を拡大し、海外事業の持続的な成長を進めるための重要な一歩になるという。

株探ニュース

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