株価指数先物【引け後】 -2σ近辺ではショートカバーを見込んだ押し目拾い
大阪12月限
日経225先物 62200 -710(-1.12%)
TOPIX先物 3980.5 +10.5(+0.26%)
日経225先物(12月限)は前週末比710円安の6万2200円と、本日の安値で取引を終了。寄り付きは6万2770円と、シカゴ日経平均先物(6万2640円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。現物市場の寄り付き直後に6万2230円まで下落幅を広げた後は、前場中盤にかけて買い戻しが入り、6万3040円と上昇に転じる場面もみられた。
しかし、リバウンド狙いの積極的なロングは限られ、買い一巡後は6万2400円~6万2800円辺りでの保ち合いを継続。ランチタイムに6万2330円まで下げた後、後場中盤には6万2770円まで下げ幅を縮めたものの、終盤にかけては持ち高調整とみられるロング解消の動きが優勢となった。
米国市場で半導体や人工知能(AI)関連株の一角が上昇した流れもあり、東京市場においてもアドバンテスト<6857>やキオクシアホールディングス<285A>、ソフトバンクグループ<9984>などが、朝安後に買われる場面もあった。ただ、戻りは続かず、その後は日経平均株価の重荷となった。通期業績予想を上方修正したファナック<6954>も決算評価の買いが先行したものの、買い一巡後は上げ幅を縮めており、積極的な売買を手掛けにくくさせたようだ。
一方、トランプ米大統領は米中間選挙後にイランへの攻撃を再開する可能性を排除しておらず、米紙ニューヨーク・タイムズはイランが中東に滞在する米政府職員を対象とした殺害計画を進めていると報じた。中東情勢を巡る不透明感から原油相場は1バレル=100ドルを上回って推移。地政学リスクが警戒されるなかで、鉱業や石油・石炭、卸売などのセクターが買われる資金シフトの動きが目立っており、相対的にTOPIX型優位の需給状況をみせている。
日経225先物は安値引けとなったが、ボリンジャーバンドの-2σ(6万1470円)と-1σ(6万3930円)とのレンジ内での推移を継続している。半導体やAI関連株の弱い値動きにより、短期的には-2σ水準を意識したショートを誘いやすいと考えられる。ただ、今週は28日にアドバンテスト、30日にはキオクシアホールディングスの決算発表を控えている。海外においてもマイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、インテル<INTC>、サンディスク<SNDK>などの決算が予定されていることもあり、積極的なショートも仕掛けにくいだろう。
そのため、-2σと-1σとのレンジ内での推移が続くとの見方から、-2σに接近する局面においては、その後のショートカバーを想定した押し目拾いのスタンスとみておきたい。
NT倍率は先物中心限月で15.62倍(23日は15.84倍)に低下した。前週末の23日には15.58倍をつける場面もみられ、200日移動平均線(15.84倍)水準まで戻していた。そのため、週明けは再びNTショートの動きが入りやすかったとみられる。NT倍率においても、-2σ(15.42倍)と-1σ(15.83倍)の間での推移を継続しそうである。
手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万1735枚、ソシエテジェネラル証券が9625枚、バークレイズ証券が7212枚、サスケハナ・ホンコンが2550枚、モルガンMUFG証券が1488枚、JPモルガン証券が1330枚、ゴールドマン証券が1114枚、野村証券が1062枚、SBI証券が970枚、ドイツ証券が905枚だった。
TOPIX先物はバークレイズ証券が2万0878枚、ソシエテジェネラル証券が1万8448枚、ABNクリアリン証券が1万7586枚、JPモルガン証券が5508枚、ゴールドマン証券が4087枚、モルガンMUFG証券が4027枚、サスケハナ・ホンコンが2738枚、ビーオブエー証券が1658枚、ドイツ証券が1139枚、シティグループ証券が1110枚だった。
株探ニュース