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前場に注目すべき3つのポイント~人工知能(AI)投資の採算性に対する警戒感が再燃~

市況
2026年10月30日 8時42分

30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■人工知能(AI)投資の採算性に対する警戒感が再燃

■JT、海外たばこ事業が好調、通期業績を再び上方修正

■パナソニックHD<6752>パナエナジー、200ワット超の電池セル量産、DC向け来年度

■人工知能(AI)投資の採算性に対する警戒感が再燃

30日の日本株市場は、半導体や人工知能(AI)関連株への持ち高調整の売りが入りやすい相場展開になりそうだ。29日の米国市場はNYダウが132ドル安、ナスダックは365ポイント安だった。アルファベットやキャタピラーの予想を下回る決算を受けて、人工知能(AI)投資の採算性に対する警戒感が再燃した。また、9月の個人消費支出(PCE)価格指数は前月から伸びが加速したことで、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が高まったことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比170円高の64900円。円相場は1ドル=157円70銭台で推移。

シカゴ先物はプラス圏で終えたが、日経225先物はナイトセッションで65090円まで買われる場面もみられたものの、前日に続いて終了間際に失速し、日中比630円安の64100円で終えていた。シカゴ先物との乖離が大きいため、先物市場の動向から荒い値動きをみせてくる可能性がありそうだ。米国では主要なハイテク企業の決算から半導体やAI関連株の売りが目立っていたことで、東京市場においても売りが広がる可能性がありそうだ。

昨日はアドバンテスト<6857>が再度通期計画を上方修正したことでポジティブな反応をみせていたが、同社への利食いが強まる局面では、他の半導体やAI関連株への売りが広がることが警戒される。また、米国では決算を発表したアマゾン・ドット・コムやインテルが時間外で大きく売られていることも重荷になりそうである。さらに、米中間選挙を来週に控えているほか、中間選挙後に米国とイスラエルはイランへの攻撃を再開するとみられており、積極的にポジションを傾ける動きは手控えられそうである。

そのため、半導体やAI関連株の売り一巡後の底堅さを見極めつつ、短期的なリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。そのほかは、個別に材料のある銘柄や低位材料株などでの値幅取り狙いになろう。また、昨夕決算を発表したところでは、フィデアHD<8713>、OLC<4661>、ホープ<6195>、セゾンテク<9640>、能美防災<6744>、クレハ<4023>、三相電機<6518>、メタウォーター<9551>、日本精工<6471>、キッセイ薬<4547>、武田薬<4502>、NRI<4307>、コナミG<9766>、沖縄セルラー<9436>、タカラトミー<7867>、郵船<9101>などの動向が注目されよう。

■JT、海外たばこ事業が好調、通期業績を再び上方修正

JT<2914>が29日発表の2026年12月期第3四半期累計決算は、売上収益が前年同期比13.6%増の2兆9913億円、営業利益が24.2%増の9477億円だった。海外市場での紙巻きたばこの価格改定効果や市場シェア拡大、加熱式たばこ「Ploom」の販売伸長が収益を押し上げた。好調な業績を受け、通期営業利益予想を1兆80億円から1兆410億円、純利益を6440億円から6620億円に上方修正した。純利益は前期比29.8%増と過去最高を更新する見通し。年間配当予想は272円を据え置いた。今後はPloomの海外展開と価格改定による収益拡大の持続性が注目される。

■前場の注目材料

強気材料

・日経平均株価は上昇(64659.47、+705.28)

・シカゴ日経225先物は上昇(64900、+170)

・米長期金利は低下

・TOPIXの定期銘柄入れ替えや浮動株比率変更に伴うリバランス需要

・活発な自社株買い

・東証による企業価値向上の要請

・パナソニックHD<6752>パナエナジー、200ワット超の電池セル量産、DC向け来年度

・日立<6501>米DX新会社で来年、業務改革支援専門人材3000人に

・トヨタ紡織<3116>デルタ・東洋シートと、車用シート新会社協議

・三井化学<4183>米バイオ新興に出資、素材設計技術を提供

・日本製鋼所<5631>中型射出機にAI搭載、11年ぶり全面刷新、時短・省エネ

・三菱自<7211>新型「パジェロ」予約5500台、12月17日国内発売

・スカパーJSAT<9412>JALと衛星データでヒグマ対策

・日鉄鉱業<1515>非鉄8社の下期生産計画、銅、3社が増産、AI・DC向け安定供給へ

・オカムラ<7994>工場統廃合、36年ROE12%超目指す

・イオン<8267>イオングローバルSCMなどと、AI活用物流センター、仕分けー積み付け自動化

・JR九州<9142>顔認証改札、来春、福岡市内新駅

・リネットジャパンG<3556>小型家電循環で、SG HDと提携

・鹿島<1812>掘削前に地山変形予測、最適支保の選定支援

・西松建設<1820>ロボで爆薬自動供給、山岳トンネル施工用

・日本郵船<9101>NYK Group Americas、シリコンバレー支店

・JCRファーマ<4552>クウェートで承認取得

・SMK<6798>省電力追跡デバイス開発、空港・港湾など、屋外活用を想定

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・08:30 東京CPI(10月) 予想2.7% 前回2.7%

・08:30 失業率(9月) 予想2.5% 前回2.5%

・08:30 有効求人倍率(9月) 予想1.18倍 前回1.18倍

・08:50 鉱工業生産(9月) 予想1.6% 前回2.7%

・08:50 小売売上高(9月) 予想3.3% 前回2.7%

<海外>

・特になし

《YY》

提供:フィスコ

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