「核融合発電」が24位にランクイン、日独連携が報じられ改めて関心高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
3 半導体
4 情報セキュリティ
5 フィジカルAI
6 地方銀行
8 データセンター
9 外食
10 量子コンピューター
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「核融合発電」が24位にランクインしている。
10月26日の日本経済新聞電子版で、「日本とドイツは次世代エネルギーの核融合技術を共同開発する」と報じられた。記事によると、30年代に独国内に核融合発電施設を建設する予定で、共同開発した技術は日本でも展開するという。
核融合発電とは、原子核同士を融合させてエネルギーを取り出す発電のこと。燃料となる重水素は海水中に豊富に存在することから、ウランやプルトニウムなどの放射性物質を使わずに、環境への負荷もコストも低い発電方法といわれている。また、核分裂で起こる連鎖反応がないため、暴走による深刻な事故が発生する可能性もない安全なエネルギーとされている。その推進は、高市早苗首相が自民党総裁選の公約にも掲げた肝いり政策の一つでもあり、政府の掲げる「戦略17分野」として、40年度までに官民で3兆1000億円の投資計画を立てている。
核融合をめぐっては、米中が実用化に向けて多額の資金を投じており、これに対抗するためにも日独の連携は重要だ。商用化は早くとも30年代前半といわれているが、中東情勢が不透明なことから、石油由来のエネルギーへの依存低減を図る観点からも関心が高まっている。今回のニュースにより、改めてテーマとしての注目度が高まった格好だ。
この日の関連銘柄の動きでは、全般相場が軟調のなか目立った動きは乏しいものの、浜松ホトニクス<6965>、助川電気工業<7711>、フジクラ<5803>などには引き続き注目が必要だ。