【投資家 緊急取材】揺らぐAI相場、足元決算で注目の勝ち筋は(前編)
すご腕投資家さんに聞く 『銘柄選び』の技
AI相場で勝つ人
ブレまくるさんの場合
・「投資家検索サービス」を使う
| この記事を読んで分かること |
| 1. 3月期企業の中間決算シーズン、投資タイプ別の戦略 |
| 2. 長期派・ブレまくるさんが決算後の買い増しを狙う銘柄 |
| 3. 具体的な買い増しの基準、その理由 |
強い投資家は、AI(人工知能)牽引相場が揺らぐ中で、次の勝ち筋をどう見出しているのか。
キオクシアホールディングス<285A>をはじめとするAI関連株は、2026年夏前まで日本株市場を牽引してきたが、6月下旬から11月にかけて低調に推移している。
ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の過剰投資懸念が浸透する中で、今度は米中間選挙の結果を受け、データセンターの建設規制が株価の下押し圧力に加わり始めた。
AI銘柄の調整はしばらく続く可能性もあることから、市場は次なる期待の候補を模索している。その発掘の手がかりとなるのが、11月中旬まで続く決算シーズン(3月期企業の中間決算)だ。
では、強い個人投資家たちの方針は? それらを探るため、株探プレミアム編集部は本誌に登場した長期派のブレまくるさん、中長期派のピヨポポさん、短期派のsurf777さんの3人に取材した。
各人の運用資産や投資スタイル、投資戦略をまとめたのが下の表だ。
| 長期派(年単位で保有) | ||
![]() イラスト:福島由恵 | ハンドルネーム | ブレまくるさん |
| 株式の資産額 | 1億5000万円(2025年末比+18%) | |
| 主な投資手法 | 超小型の割安成長株を「逆張り買い」 | |
| 今決算時の戦略 | 好決算でも株価が下落した局面で買い増し | |
| 掲載記事の例 | 「3度の退場」でも億り人、「AIあえてスルー」でリベンジの技 | |
| 中長期派(数カ月単位の売買) | ||
![]() イラスト:福島由恵 | ハンドルネーム | ピヨポポさん |
| 株式の資産額 | 3800万円(2025年末比+76%) | |
| 主な投資手法 | IR資料を遡り、増益サプライズが期待できる銘柄に投資 | |
| 今決算時の戦略 | お宝情報の発掘、株価が地合いに左右されにくい銘柄の選別 | |
| 掲載記事の例 | 「隠れAI関連」の増益サプライズを狙い、10カ月で2100万円ゲット | |
| 短期派(デイトレード、スイングトレード) | ||
![]() イラスト:福島由恵 | ハンドルネーム | surf777さん |
| 株式の資産額 | 1億円(2025年末比+230%) | |
| 主な投資手法 | 決算やリリースを材料とする短期モメンタム投資 | |
| 今決算時の戦略 | 好決算でも売られやすい状況を受け投資額を抑制、空売りも視野に | |
| 掲載記事の例 | 「給料だけでは無理」と始めた株で、稼いだ生活費は1億円超え | |
3人とも「好決算でも伸び悩む展開」の想定で一致
3人に共通しているのは、AI関連株の値動きに相場全体が左右され、好決算を発表しても株価が伸び悩む銘柄が比較的多くなると想定していることだ。
3人の違いは、逆張りと順張りのスタイルが反映する。こうした相場では、逆張り派には安値で仕込むチャンスとなる一方、順張り派には慎重な判断が求められる。
逆張り派のブレまくるさん(以下ブレさん)は、超小型の割安成長株を年単位で保有し、株価の上昇をじっくり待つ。
今回の決算では、保有銘柄の成長シナリオに変化がなければ、需給悪化による値下がりを買い増しのチャンスと捉え、平均取得単価の引き下げを狙う。
一方の順張り派のピヨポポさんとsurf777さんの2人は、次のような方針だ。
「増益サプライズ」の材料を持ち、1年以内での利確が期待できる銘柄を狙うピヨポポさんは、今回は「相場全体の影響を受けにくい銘柄に対象を絞り、慎重に臨んでいく」という。
好決算などの好材料で強い上昇モメンタムが期待できる銘柄にデイトレやスイングトレードを仕掛けるsurf777さんも、足元は強いモメンタムを期待しにくいとして投資額を抑える方針で、下落銘柄が目立つ場合は、空売りも視野に入れる。
「基本スルー」で臨んできたブレさんは、軟調AI銘柄を逆張りするのか
3人の取り組みを、2回シリーズで紹介していく。初回は、ブレさんの取り組みを見ていく。中小型株を逆張りで狙う戦略から、大型株が多くを占め、ここ数年、強い上昇モメンタムを示してきたAI関連銘柄はスルーしてきた。
AI銘柄が直近高値から大きく値を落としても、「AIスルー」の方針は維持するという。では、今、逆張りで期待しているのは、どのような銘柄か。


