【決算総括記者座談会②】AI相場の陰で進む伝統企業の復活劇
─ついにITバブル超え、パナソニック再評価に映る日本企業の底力─
AIのすそ野拡大によって進む企業再評価の流れ
──キオクシアホールディングス <285A> やフジクラ <5803> は特に注目を集めた決算でした。碧さんは他のAI主力銘柄では、どのような企業に注目されましたか。
(碧)
一つ挙げるならイビデン <4062> ですね。もとはスマートフォン向けの高機能プリント配線板や自動車向けのディーゼル車黒煙除去フィルター(DPF)が主力でしたが、市場関係者の間ではインテル<INTC>の主要サプライヤーとしても知られていました。4月にイーロン・マスク氏が主導する「テラファブ」構想にインテルの参画が発表されると、一躍、インテル関連銘柄として注目されるようになり、それ以降のインテルの株価上昇につれて、AI関連銘柄として存在感を高めていったのです。
なぜ、この企業に注目したのかと言えば、本来持っていた技術力がAIブームによって再評価された企業だからです。インテル関連というだけではなく、同社の高機能ICパッケージ基板は、大規模なデータセンター向けに需要が急増しています。今期の業績予想も、純利益こそ前期の保有株式売却の反動で減益でしたが、売上高、営業利益とも大幅増となる見通しで、株価も上昇基調を続けている。
■インテル効果で再評価進むイビデン (株価は日足チャート)
株探ニュース