味の素が満を持して急反騰、TSMCの月次売上高受け独占供給ABFに再脚光
味の素<2802>が急反騰、一気に5000円台を回復した。前日まで7営業日続落で約650円ほど水準を切り下げ、中期波動の分水嶺である75日移動平均線も小幅ながら割り込み下値リスクを意識させたが、きょうは動きを一変させ大陽線で切り返してきた。
同社が製造する半導体パッケージ基板用絶縁材料(高性能ビルドアップフィルム=ABF)は、同社ならではのアミノ酸製造技術及びそこから派生した有機化学・配合技術を駆使したもので、独占的サプライヤーとして世界の注目を浴びている。前日に半導体受託生産世界最大手のTSMC<TSM>の5月の月次売上高が発表されたが、前年同月比30%増で同月としては過去最高水準に達した。主要顧客であるエヌビディア<NVDA>の先端半導体製造受託が絶好調で収益を押し上げているが、これを受けてきょうの東京市場ではTSMCと業績連動性が高いキオクシアホールディングス<285A>やイビデン<4062>などに買いが向かった。イビデンは味の素のABFを使って最先端パッケージ基板を製造するという不可分の関係性があり、味の素の株価も強く刺激される格好となっている。
株探ニュース