「宇宙開発関連」が3位にランクイン、スペースⅩ上場カウントダウンでテーマ物色人気再燃も<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 半導体
3 宇宙開発関連
4 人工知能
5 データセンター
6 フィジカルAI
7 半導体製造装置
8 サーバー冷却
9 蓄電池
10 地方銀行
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が3位にランクインしている。
宇宙開発は長年にわたり人類の夢を乗せたテーマとして、株式市場でも折に触れ注目されてきた。しかし、決して夢物語というわけではなく、現実的に官民が足並みを揃えて宇宙という未知の市場に向けた取り組みを加速させている。近年は世界的に商業利用を見据えた開発競争が活発化している。宇宙開発に関する市場規模はグローバルベースで2040年に1兆ドル規模(約160兆円)に達するとの試算もある。
今週12日にイーロン・マスク氏率いるスペースⅩ<SPCX>が史上最大規模のIPOとしてナスダック市場に上場する予定だ。社名が示す通り宇宙ビジネスを手掛ける企業だが、実質的には巨大なるAI関連企業としての側面が強い。そうしたなか、今月5日に米グーグルとの間でAI向けデータセンターの計算能力を提供する契約を締結したと伝わっており、エヌビディア<NVDA>の約11万個のGPUに加え、CPUなどの計算資源をグーグルに提供するという。利用料は日本円換算で月額約1500億円。なお、これに先立って5月には米アンソロピックと計算資源の提供で月額約2000億円を受け取る契約を締結済みとされる。また、宇宙ビジネス分野では、宇宙への輸送・通信・インフラを一気通貫で行う企業として市場の期待を担っている。
このスペースXのIPOイベントに絡み、今は東京市場でも宇宙開発関連の株価が刺激されやすい時間軸にある。このほか、防衛省が主導する衛星コンステレーション計画でも宇宙開発関連に対するマーケットの視線は熱い。関連企業としてはIHI<7013>、三菱重工業<7011>がツートップといってよく、このほか三菱電機<6503>などの重電大手も活躍が期待されている。中小型株ではアストロスケールホールディングス<186A>、QPSホールディングス<464A>、アクセルスペースホールディングス<402A>、ispace<9348>、Synspective<290A>といった宇宙開発ベンチャーや、セック<3741>、日本電波工業<6779>、日本航空電子工業<6807>、小野測器<6858>、スカパーJSAT<9412>などが関連有力銘柄に挙げられる。