ワールドが一時14%高、第3四半期営業利益の進捗率が93%
ワールド<3612>は急反発し、一時前日比13.6%高の2640円に買われた。3日の取引終了後、20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の連結業績を発表。売上高は1825億200万円(前年同期比2.0%減)だったものの、営業利益が169億7500万円(同10.9%増)、純利益が118億6200万円(同30.0%増)と大幅な増益を確保し、かつ営業利益の通期に対する進捗率が93%になったことが好感されている。
10月の消費税増税や自然災害、暖冬などの影響でブランド事業が苦戦し減収となった。一方で、徹底した生産販売コントロールや経費の削減などに加えて、19年6月に神戸レザークロスを連結化したことによる負ののれん益を計上し増益に寄与した。
なお、通期業績見通しは、売上高2509億4200万円(前期比0.4%増)、営業利益182億5000万円(同23.1%増)、純利益122億4800万円(同33.1%増)と従来予想を据え置いている。
株探ニュース