駅探が気配値のまま水準切り上げる、MaaS領域提携と委任状争奪で思惑
駅探<3646>が寄り付き大口の買い注文に値がつかず、気配値のまま水準を切り上げている。同社は電車の乗換案内など経路検索サービスを展開しており、法人向けライセンス販売や広告など中心に収益を確保している。1日取引終了後、通信やデータセンター事業などを営むTOKAIコミュニケーションズ(静岡市)とMaaS(Mobility as a Service)領域を核とした業務提携で基本合意したことを発表、これによる業容拡大期待が買いを呼び込む格好となった。また同日、同社は筆頭株主であるCEホールディングス<4320>から出ていた全取締役の解任を求める株主提案に反対することを決定したと発表。今月29日予定の株主総会に向け株主の委任状争奪戦に発展する可能性も取り沙汰されている。
株探ニュース