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ソフト99 Research Memo(3):市場環境の変化に対応し、既存市場でのシェアを維持しつつ新規事業を創出

特集
2018年1月16日 15時41分

■中期経営計画について

ソフト99コーポレーション<4464>の新中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)では、既存事業において収益水準の維持向上を図りながら、新市場の開拓並びに新規事業の創出に取り組んでいく3年間と位置付けている。2020年3月期の経営数値目標としては、売上高で25,000百万円、営業利益で2,700百万円を掲げているが、営業利益に関しては2年前倒しで達成できる見通しだ。なお、M&Aを実施した場合の目指す収益水準としては売上高で30,000百万円、営業利益で3,200百万円としている。

今回の中期経営計画では、自動車分野、産業分野、生活分野と3つの分野に分けて経営基本方針を策定している。2017年3月期の連結売上高に占める構成比で見れば、自動車分野が61%、産業分野が16%、生活分野が23%の比率となる。

自動車分野ではカーシェアリングの普及など市場環境が変化してきていることによって、一般消費者向けの需要は今後も厳しさが続くとの前提で、「新時代の自動車において安心・安全・快適を実現」していくことをテーマに、自動車美装の再定義による新製品・サービスの開発や、海外市場の開拓、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)の乗用車向けへの展開、自動車鈑金や運転講習等のノウハウを活用した新サービスの開発に注力していく。このうち、海外市場の開拓ではインドへの進出を開始するなど成果が出始めており、今後の展開が注目される。

産業分野については「新たな柱となる市場の開拓」をテーマに、ポーラスマテリアル事業のコア技術である機能性多孔質体※の用途開拓を進めていく。既に、家庭用の台所回り製品や自動車用製品としての売上が拡大しているほか、医療分野でもインフルエンザの検査用キット用に続いて、新たに吸液機器の止水弁部品としても採用され、売上を伸ばし始めている。そのほかにも、新規開発したプリンタ用インク吸液部品が大手プリンタメーカーに採用されるなど、着々と開発の成果が出始めている。また、ファインケミカル事業ではコーティング製品を屋外構築物や鉄道、航空機、船舶、清掃業界向けに拡販していくほか、表面改質技術(難接着素材への印刷・接着を可能とする技術)を使ったフレイムボンドを製造現場向けに拡販していく計画となっている。

※PVA(ポリビニルアルコール)製のスポンジで体積の90%が気孔となり、一般のスポンジよりも抜群の吸収性能を持つのが特徴。半導体やハードディスク等の洗浄工程で使用される洗浄材では大手2社の一角を占める。

生活分野においては「ニッチ市場での存在感確立」をテーマに、メガネケア用品に続くケミカル新分野の開拓を進めていくほか、インターネット販売事業に注力していく。また、生活分野は同社の事業セグメントすべてにまたがっているため、グループリソースを共有化しながら経営効率の向上も目指していく方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

提供:フィスコ

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