アサヒ衛は大幅反落、第1四半期決算は営業損益黒字転換も通期予想据え置きで失望感
アサヒ衛陶<5341>が大幅反落している。7日の取引終了後に発表した第1四半期(19年12月~20年2月)連結決算は、売上高5億5400万円(前年同期比13.7%減)、営業利益1300万円(前年同期4200万円の赤字)、最終利益700万円(同4800万円の赤字)と営業損益が黒字転換し、上期計画に対する進捗率は87%となったものの、上期・通期予想を従来予想を据え置いたことから失望売りが出ているようだ。
国内における不採算事業の縮小や製品・顧客の絞り込みの影響に加えて、海外事業で一部建築工事に遅れが生じたことなどを受けて売上高は減少した。ただ、国内で事業体制のスリム化を進めたことによる製造経費の削減や人件費などの経費削減効果が大きく、利益を押し上げた。
なお、20年11月期通期業績予想は、売上高24億円(前期比1.1%減)、営業利益7000万円(前期2億8100万円の赤字)、最終利益4500万円(同3億7100万円の赤字)を見込んでいる。
株探ニュース