フェローテクは大幅続伸、2社の連結化で23年3月期業績予想を上方修正
フェローテックホールディングス<6890>は大幅続伸している。前週末12日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1800億円から1950億円(前期比45.7%増)へ、営業利益を300億円から325億円(同43.8%増)へ、純利益を170億円から200億円(同25.0%減)へ上方修正したことが好感されている。
持ち分法適用会社であった東洋刃物<5964>、大泉製作所<6618>の2社を連結子会社化したことが要因。また、想定為替レートを1ドル=118円から125円へ見直したことも織り込んだ。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高433億8600万円(前年同期比56.9%増)、営業利益77億9100万円(同62.1%増)、純利益73億5500万円(同18.9%減)だった。半導体等装置関連事業で、製造装置向け真空部品や半導体製造プロセスに使用される各種マテリアル製品が販売を大きく伸ばしたほか、通信や半導体関連向けサーモモジュールや、中国の電気自動車(EV) 向けパワー半導体用基板などが好調に推移した。
株探ニュース