ティラドがS高カイ気配、第1四半期営業損益の黒字転換と自社株買いを好感
ティラド<7236>はストップ高カイ気配となっている。2日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高328億7400万円(前年同期比30.2%増)、営業損益22億3900万円の黒字(前年同期5億6700万円の赤字)と営業損益が黒字転換したことが好感されている。
国内や欧州及び中国で増収(外貨ベース)となったことに加えて、米国でスクラップ費用や固定費の削減により営業損益が改善したことが要因。また、タイにおいて受注機種の売り上げ構成の変更に伴い利益率が改善したことも寄与した。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高1349億円(前期比19.3%増)、営業利益52億円(同4.1倍)の従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を60万株(発行済み株数の8.29%)、または15億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は21年8月3日から22年1月31日までで、株主への利益還元と資本効率の向上を図るためとしている。
株探ニュース