新興市場銘柄ダイジェスト:サンバイオは年初来安値、M&A総合研究所がストップ高
<2934> Jフロンティア 2433 +159
大幅に続伸。自治体が運営するオンライン診療窓口の運営受託サービスを開始すると発表している。委託先の自治体の居住者向けに、オンライン診療窓口の利用に関する各種電話相談の受付と、スマートフォンアプリ「SOKUYAKU」を活用したオンライン診療・オンライン服薬指導・処方薬の配送サービスを提供する。同サービスの第1弾として、大阪府の「大阪コロナオンライン診療・往診センター」の運営事業者に採択されている。
<4592> サンバイオ 873 -109
年初来安値。第三者割当で新株予約権9万個(潜在株式数は900万株)を発行すると発表している。調達資金の約89.6億円は、再生細胞薬SB623の慢性期外傷性脳損傷プログラムの市販開始後の製造体制の構築と在庫確保、普及体制の構築や普及活動の推進費用に充てる。潜在株式数が発行済株式数の15.10%(9月30日現在)に相当することから、将来的な株式価値の希薄化を懸念して売り優勢となっているようだ。
<9326> 関通 475 +10
大幅に続伸。6月30日に発行した新株予約権のうち、11月15日付残存分の全てを取得し、取得後直ちに消却すると発表している。取得・消却する新株予約権は計2万個(10月28日時点)で、取得価額は460万円(同)。株価が新株予約権の下限行使価額を下回る状態が続いており、全量未行使となっているため当初想定していた金額の資金調達を実現する可能性が乏しいと判断した。
<9552> M&A総合研究所 7080 +1000
ストップ高を付け、年初来高値を更新した。23年9月期の営業利益予想を前期比49.7%増の31.50億円と発表している。積極的に人材採用を進め、1社でも多くの企業の事業承継を支援するとしている。22年9月期の営業利益は273.6%増の21.03億円で着地した。M&A仲介で新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら案件を進捗させ、成約件数を61件(前期25件)に増加させたことが大幅増益に貢献した。
<9219> ギックス 1053 +150
ストップ高。23年6月期第1四半期(22年7-9月)の営業損益を0.72億円の黒字と発表している。説明資料によると、前年同期は0.14億円の赤字。大手クライアント企業での既取引部門・取り組み中の領域へのデータインフォームドサービスの利用継続・拡大に加え、未取引部門・新規領域への提供も順調に進展した。通期予想は前期比110.5%増の2.08億円の黒字で据え置いた。進捗率は34.6%に達している。
<3911> Aiming 301 +6
大幅に3日ぶり反発。22年12月期第3四半期累計(22年1-9月)の営業利益を前年同期比66.8%減の4.16億円と発表している。主力タイトルの「ドラゴンクエストタクト」が好評で配信サービスの売上高が予想を上回ったほか、受託案件で一部受託売上を計上したことなどから会社計画(0.18億円)を上回って着地した。通期予想は前期比55.1%減の6.69億円としている。
《ST》
株探ニュース