「水素」関連がランキング急上昇、「水素基本戦略」決定で関心高まる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、26日から「水素」が急上昇し、この日は11位となっている。
政府は26日、首相官邸で開催された関係閣僚会議で、エネルギー源としての水素の普及に向けた「水素基本戦略」を決定した。同戦略は2050年を視野に入れたビジョンと30年までの行動計画から成り、30年までに水素発電を商用化するほか、同じく30年までに水素で走る燃料電池車を80万台、バスを1200台、フォークリフトを1万台普及させる方針という。また、水素ステーションを20年度までに160カ所、25年度までに320カ所を整備するとともに、20年代後半までに補助金なしによるステーション事業の自立化を目指すとしており、規制改革、技術開発、官民協同による水素ステーションの戦略的整備を三位一体で推進するとしている。
これを受けて26日には水素関連の岩谷産業<8088>が堅調な推移となったほか、関連銘柄のなかでも材料性の強い山王<3441>や沢藤電機<6901>、宮入バルブ製作所<6495>などが急上昇。また、水素ステーションに関連して三菱化工機<6331>、加地テック<6391>などにも買いが集まった。27日には落ち着きを取り戻しているものの、山王など一部の関連銘柄には引き続き買いが入っており、同テーマに対する関心の強さがうかがえる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)