「工作機械」関連、中国向けなど外需が牽引し受注好調<注目テーマ>

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2018年1月19日 12時20分

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日本工作機械工業会が15日に発表した2017年の工作機械受注統計(速報値)によると、受注額は1兆6455億1600万円(前年比31.6%増)と極めて高い伸びを示し、速報値では単純比較はできないものの、10年ぶりに過去最高を更新した。17年12月単月の受注額(速報値)は1658憶6400万円(前年同月比48.3%増)と、13カ月連続で前年実績を上回っている。

伸びを牽引しているのは海外からの受注で、なかでも中国からの受注が大幅に増加している。15年夏頃に急減速した中国の工作機械受注が本格的に回復するなかで、高品質の日系工作機メーカーの業績向上に期待が寄せられている。

例えば、工作機械用NC(数値制御)装置で世界シェアトップのファナック<6954>の4~9月期のロボットマシン事業の売上高は900億5400万円(前年同期比89.9%増)と急回復し、マシニングセンタ大手の牧野フライス製作所<6135>のアジア向けの4~9月の売上高は、前年同期比37.7%増の283億4600万円と急拡大している。

このほかに、NC旋盤・マシニングセンタ製造で最大手格のDMG森精機<6141>、超精密加工機械、特に自動旋盤と研削盤で強みを持ち、小型自動旋盤トップのツガミ<6101>、主軸台移動形CMC自動旋盤や、主軸台固定形CNC自動旋盤などの開発・製造・販売を手掛けるシチズン時計<7762>などにも注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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