話題株ピックアップ【夕刊】(1):Jテック・C、イーガーディ、エーザイ

注目
2018年3月8日 15時13分

■Jテック・C <3446>  10,390円  +1,490 円 (+16.7%) 一時ストップ高   本日終値

ジェイテックコーポレーション<3446>が急騰。同社は高精度ミラーや細胞培養装置などを手掛ける理化学機器メーカーで、2月28日に東証マザーズに上場したばかりの直近IPO銘柄。日本再生医療学会総会で、回転浮遊培養システムによるヒトiPS細胞を長期継代培養したときにiPS細胞が安定して維持されるという研究成果を発表すると、7日取引終了後に開示、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■キッツ <6498>  954円  +112 円 (+13.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

キッツ<6498>が急反騰。大和証券が7日付で、投資判断を「3」から「2」とし、目標株価を950円から1000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、17年春に発表された価格改定の営業利益に対する効果を、今期で13億円程度、来期で6億円程度と想定。同社が16年春に発表した中期計画では、19年3月期に売上高1200億円、営業利益100億円を目標として掲げたが、想定に比べて、国内外の半導体分野向けが伸長したことから、今期中のクリアが視野に入ると予想している。また、主力の国内建築設備向けも緩やかながら拡大が続いており、オリンピックに向けた加速も期待できることから、19年3月期営業利益を115億円、20年3月期を同121憶円と予想している。

■イー・ガーディアン <6050>  3,720円  +425 円 (+12.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

イー・ガーディアン<6050>が急騰、上場来高値に買われた。SNSの投稿監視などを主力とするが、人間の知見と人工知能(AI)を活用した効率性を駆使して業界他社の追随を許さない水準の高いサービスを展開する。業績はここ数年来、トップライン、利益ともに著しい伸びをみせている。投稿監視サービスに対するニーズは高く、18年9月期も営業利益段階で前期比14%増の9億2300万円と2ケタ伸長を見込む。また同社は、「ビットコイン本人認証サービス」や「仮想通貨広告パトロール」などのサービスを展開していることも、思惑買いの背景にあるようだ。

■エーザイ <4523>  6,126円  +549 円 (+9.8%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

エーザイ<4523>が急伸。同社は8日取引開始前、18年3月期の連結業績予想の修正を発表、売上収益を5755億円から5980億円(前期比10.9%増)へ、営業利益を600億円から820億円(同38.8%増)へ、最終利益を398億円から550億円(同39.7%増)へ大幅に増額しており、これを材料視する形で投資資金が流入した。これと併せて米製薬大手のメルク社との戦略的提携を発表、この際に生じる契約一時金計上なども収益押し上げ要因となる。

■テイカ <4027>  2,798円  +189 円 (+7.2%)  本日終値

テイカ<4027>が大幅反発。酸化チタンとその機能性材料を手掛けており、自動車や住宅、化粧品向けなどで世界的な需要拡大の恩恵を享受している。18年3月期は売上高が12%増の430億円と2ケタ伸長を見込み、増収効果で利益面も連続増益が濃厚、会社側が計画する営業利益61億円(前期比4%増)は上振れる可能性もある。2月初旬の全体相場波乱に巻き込まれ大きく調整したが、目先は実態評価の買いが厚くなっている。

■ユーシン精機 <6482>  3,430円  +205 円 (+6.4%)  本日終値

7日、ユーシン精機 <6482> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ウィズメタク <9260>  4,465円  +265 円 (+6.3%)  本日終値

西本Wismettacホールディングス <9260> が急反発。同社はアジア食品の開発や輸入などを手掛ける。7日、米スタートアップのオーシャン・ハガー・フーズ(OHF)と資本業務提携し、水産品代替のベジタリアン向け寿司商材の販売を開始すると発表しており、これを好感する買いが向かった。同社はOHFの転換社債を引き受け、ベジタリアン向け寿司商材を北米、欧州、アジアなど世界各地の拠点で展開する。OHFのベジタリアン向け寿司商材の初年度売上は約2億円だが、これを数年内に15億円程度の事業規模に拡大する計画だ。なお、転換社債が株式に転換された場合でも、OHFは連結対象外となる予定で今期業績への影響は軽微としている。

■メタップス <6172>  2,449円  +124 円 (+5.3%)  本日終値

メタップス<6172>が大幅続伸。午前中に子会社pringが、おカネを「おくる、もらう、はらう、チャージ、口座に戻す」が全て無料の新サービス「pring(プリン)」をリリースしたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「pring」は、加速するキャッシュレス社会で消費者のお金のやりとりを活性化させる「お金コミュニケーションアプリ」。友人や知人・離れて暮らす家族と、アプリ内でおカネのやり取りができるほか、対面の相手や店での支払いもQRコードでやり取り・支払いができるという。また、銀行口座と直接つながっており、アプリにチャージするのも口座に戻して現金化するのもスムーズという。

■インソース <6200>  3,760円  +180 円 (+5.0%)  本日終値

インソース<6200>が反発。7日の取引終了後に発表した2月のWEBサービス進捗状況で、人事サポートシステム「Leaf」の有料月間利用社数が前月比7社増えて51社となり、売上高が前年同月比92.6%増の563万円になったとしており、業績への貢献を期待した買いが入った。また、1人から参加できる公開講座を割引価格で申し込める「WEBinsource」の新規登録先数が前年比75.6%増の236社となり、累計でも6718社となったほか、ストレスチェック支援サービス受注高が同84.9%増の611万円となり、足もとの経営数値が順調に推移していることが好感された。

■東京エレクトロン <8035>  21,275円  +985 円 (+4.9%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>が急反発。前日の米国株市場ではNYダウはマイナス圏で引けたものの、ハイテク株比率の高いナスダック指数は4日続伸と戻り足を強めている。また、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4日続伸で1400大台に乗せ、2001年以来の最高値を更新している。これを受けて相対的に出遅れる同社株にも水準訂正期待の買いが流入している。時価は26週移動平均線をサポートラインとする中期上昇トレンドが維持されている。

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