話題株ピックアップ【夕刊】(3):ユニオンツル、日水、GMO

注目
2018年3月8日 15時20分

■ユニオンツール <6278>  4,055円  +45 円 (+1.1%)  本日終値

ユニオンツール<6278>が反発。岩井コスモ証券は7日、投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は4700円としている。同社は大手ドリルメーカー。スマートフォンや自動車の増産に関連し超精密ドリルなどの需要が好調だ。18年12月期の連結営業利益は会社予想の41億5000万円に対し同証券では45億円(前期比22%増)を予想。19年12月期の同利益は今期推定比11%増の50億円と連続2けた増益を見込む。また、中期的には第5世代移動通信(5G)や自動運転技術の普及などに絡み、同社のドリル需要を刺激していくと予想している。

■日本水産 <1332>  537円  +5 円 (+0.9%)  本日終値

日本水産<1332>が反発。同社は7日、国産完全養殖本マグロを「喜鮪(きつな)金ラベル」として出荷すると発表しており、これを好感した買いが入った。今回初出荷する「喜鮪 金ラベル」は、本マグロ養殖を手掛けるグループ企業である西南水産の甑島(こしきじま)事業所(鹿児島県薩摩川内市)で生産されたもの。日水グループでは14年度に完全養殖本マグロの生産に成功しており、今回、初出荷するのはこのロットとなる。なお、同社では今年度1350尾70トン、18年度に7500尾350トン、19年度に2万尾1000トンの出荷を予定している。

■鳥貴族 <3193>  2,824円  -246 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

鳥貴族<3193>は大幅安で再び3000円台を割り込んだ。焼き鳥チェーンを展開するが足もとは客足の落ち込みが目立つ。7日取引終了後に発表した2月度の月次報告では、既存店売上高が前年同月比6%減と2カ月連続で前年実績を下回った。客単価は2.2%増と5カ月連続で上昇しているが、客数が8%減と落ち込んでおり、これを嫌気され大きく売りが優勢となった。

■東京エネシス <1945>  1,107円  -95 円 (-7.9%)  本日終値  東証1部 下落率2位

東京エネシス<1945>は大幅安。同社は7日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を740億円から702億円(前期比4.6%減)へ、営業利益を59億円から36億円(同38.3%減)へ、最終利益を41億円から26億円(同35.9%減)へそれぞれ減額した。同社は原子力発電所向けを主体に機器の据え付け工事やメンテナンスを手掛けているが、原発の安全対策関連工事の延伸や太陽光発電設備設置工事の繰延べ、一部大型建設工事における追加費用の増加などが収益を押し下げる要因となった。増収増益予想から一転して減収大幅減益となる見通しとなったことでこれを嫌気する売りがかさんだ。

■セコム上信越 <4342>  3,835円  -265 円 (-6.5%)  本日終値

7日、セコム上信越 <4342> [東証2]が8日に52万4000株の立会外分売を実施すると発表したことが売り材料視された。分売株数が発行済み株式数の4.0%となり、株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。分売価格は7日終値4100円に対し2.0%ディスカウントされた4018円。

■GMOインターネット <9449>  1,953円  -91 円 (-4.5%)  本日終値  東証1部 下落率4位

GMOインターネット<9449>が反落。金融庁がこの日、仮想通貨交換事業者7社を一斉に行政処分すると発表しており、なかに同社傘下のGMOコインが含まれていることが嫌気されたようだ。なお、今回の行政処分でGMOコインは、業容の拡大等実態に応じた実効性あるシステムリスク管理態勢の構築や、業務改善計画を3月22日までに書面で提出することなどの業務改善命令を受けている。

■富士通ゼネラル <6755>  1,998円  -21 円 (-1.0%)  本日終値

富士通ゼネラル<6755>が反落。SMBC日興証券が7日付で、投資判断「2」を継続し、目標株価を2700円から1900円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同社では、従来のリポートで、暑い夏は世界のエアコン市況にとって追い風だが、外部調達部材が多い同社は業界内では相対劣位なポジションであることから慎重な見方としたが、引き続き「市況晴天なれど、部材高が逆風」となると予想。アジアでインドが減速しており、中東は景況感と競合要因で想定よりも弱い売り上げ見通しとなるほか、原材料前提価格を銅を1トン=6000から7000ドルへ、アルミを1トン=1800から2100ドルへ引き上げたことなどを要因として、営業利益予想を19年3月期で50億円(270億円から220億円)、20年3期で40億円(300億円から260億円)引き下げている。なお、18年3月期は210億円(従来予想245億円、会社予想205億円)を見込む。

■プラザクリエイト本社 <7502>  426円  +80 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値

写真プリント店を展開するプラザクリエイト本社 <7502> [JQ]がストップ高。7日、100株以上保有株主を対象とする株主優待制度を拡充すると発表しており、これを好感する買いが向かったようだ。優待品のうち店頭で利用可能なクーポン券(保有株数に応じて1000円~4000円相当)を、プレミアム商品(1500円~1万5000円相当)に変更する。プレミアム商品は「パレットプラザギフト」「パレットプラザの選べるカタログギフト」 となる。また、もうひとつの優待品である年賀状印刷優待割引券の贈呈は引き続き実施する。

■Fringe81 <6550>  5,080円  +700 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

Fringe81<6550>がストップ高。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が3月7日の取引終了後に財務省に提出した大量保有報告書で、レオスの同社株保有割合が6.99%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑の買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資としており、報告義務発生日は2月28日となっている。

●ストップ高銘柄

日本フォームサービス <7869>  350円  +80 円 (+29.6%) ストップ高   本日終値

高見サイ <6424>  1,416円  +300 円 (+26.9%) ストップ高   本日終値

スパンクリト <5277>  646円  +100 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

ムラキ <7477>  1,102円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値

エージーピー <9377>  1,143円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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