「生体認証」が11位にランク、東京五輪に顔認証導入で普及本格化へ<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「生体認証」が11位となっている。
生体認証(バイオメトリクス)とは、指紋や目の虹彩、静脈、顔など身体的な特徴で本人を特定する認証方式のこと。パスワードによる認証やICカードによる認証に比べて、管理が不要なことから利便性が高く、記憶忘れや紛失によるトラブルがないといったメリットがある。
生体認証のなかで特に関心が高まっているのが顔認証システムで、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの会場セキュリティーに、大会史上初めて導入されることが決まったのがきっかけ。システムを提供するNEC<6701>は、世界に向けて技術力をアピールする場となりそうだ。
また、法務省入国管理局は今年、国内5空港(羽田、成田、関西、中部、福岡)の入国審査場に「顔認証ゲート」を本格導入し、今月からは成田空港の出国審査場での運用も開始したが、このシステムを納入したのはパナソニック<6752>。同社は富士急ハイランド(所在地・山梨県富士吉田市)が7月中旬から開始した入退場システムにも顔認証技術を提供している。
顔認証システムの適用分野が広がるなか、モルフォ<3653>の顔検出・顔パーツ検出機能を持つ組み込みソフトウェア「FaceSolid」、CAC Holdings<4725>の感情認識AI「Affdex」、テラプローブ<6627>の顔認証ソフトウェア「TeraFaces」、大興電子通信<8023>の3D顔認証システム「3DGarm」、ジャパンシステム<9758>の顔認証ソリューション「ARCACLAVIS Ways」などにも注目したい。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)