「ビッグデータ」が17位にランク、情報銀行を巡る動きを受け“宝の山”に関心<注目テーマ>

特集
2019年5月10日 12時22分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ビッグデータ」が17位となっている。

9日付の日本経済新聞朝刊で「個人情報の提供に対価を支払う『情報銀行』が相次ぎ登場する」と報じられたことを受け、“宝の山”とも称されるビッグデータに関心が高まっているようだ。

情報銀行とは、個人とのデータ活用に関する契約を基準として、パーソナルデータストア(PDS)などのシステムを利用して個人のデータを管理するとともに、個人の指示、またはあらかじめ指定した条件に基づいて個人に代わり妥当性を判断したうえ、データを第三者(他の事業者)に提供する事業。個人は見返りに企業からお金やサービスを受け取り、データの利用企業は市場調査や商品開発などに役立て、情報銀行は情報提供先の企業から仲介手数料を得る。こうした仕組みのカギを握るのが、ビッグデータのなかでも“金脈”といわれる個人データ(パーソナルデータ)とされている。

9日にはスカパーJSATホールディングス<9412>傘下のスカパーJSATが「スカパー!情報銀行」の実現を目指し、インテージホールディングス<4326>傘下企業などとの共同研究・実証実験を7月から開始すると発表。データ開示に参加したモニターには、有料多チャンネル放送「スカパー!」の視聴料として還元するとしている。

このほかにも、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ信託銀行が昨年7月に情報銀行の事業構想を発表し、みずほフィナンシャルグループ<8411>などが出資するJ.Score(ジェイスコア)は昨年10月からAIが判定した個人の信用ランク(格付け)を使って他の企業が特定の利用者層にアクセスできる新サービスを開始。

エルテス<3967>は昨年11月から情報銀行向けソリューションの提供を始め、大日本印刷<7912>と富士通<6702>は今年1月に情報銀行向けのシステムプラットフォームの開発・提供を共同で進めると発表している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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