nmsホールディングス---19年3月期増収、HS事業・PS事業が2ケタ増

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2019年5月13日 16時53分

nmsホールディングス<2162>は10日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.6%増の577.59億円、営業利益が同57.5%減の5.48億円、経常利益が同62.2%減の5.69億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同65.0%減の4.15億円となった。

HS事業の売上高は前期比13.3%増の193.31億円となったが、セグメント利益は先行投資コストや国内新会社の立ち上げコスト約6億円の発生による影響が大きく同67.8%減の1.96億円となった。国内HS事業の製造派遣・製造請負事業は、採用力の強化と共に定着率の向上を図ることができた。海外HS事業について、中国では市場環境の変化や人件費の高騰等があるものの、現地における事業拡大の手段として、製造請負の展開を増やすことを進めた。

EMS事業の売上高は前期比1.3%減の258.19億円、セグメント利益は同32.6%減の4.36億円となった。国内EMS事業について、国内向け既存事業は概ね順調に推移したが、第2四半期以降、工作機械関連需要が減少したことに加え、重点施策のベトナムや米国拠点設立等に係る先行投資コスト発生等による利益圧迫要因があった。海外EMS事業おいて、マレーシアでは、主力の白物家電関連が気候等の影響による需要減があった一方、中国においては引き続き堅調に推移した。

PS事業の売上高は前期比15.3%増の126.08億円となったが、セグメント利益は海外での部材価格の急激な高騰に加え、売価是正対応の遅れにより同5.6%減の4.43億円となった。既存製品の需要調整や新規分野への製品投入までの端境期を脱し、当期より新規受注の量産化が順次スタートした。また、「エネルギーマネジメント」という観点で、リチウムイオン電池パックの開発、納入を開始した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比24.7%増の720.00億円、営業利益は同136.9%増の13.00億円、経常利益が同75.6%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同104.5%増の8.50億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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