本日注目すべき【好決算】銘柄 ガンホー、TIS、イーレックス (13日大引け後 発表分)

注目
2019年5月14日 7時01分

13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ガンホー <3765>   ★1-3月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地

◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の130億円に急拡大して着地。リリース7周年記念イベント効果で「パズル&ドラゴンズ」の課金収入が伸びたことが寄与。子会社GRAVITYが運営するスマートフォン向けゲーム「ラグナロックM」の世界展開が進んだことも業績拡大に貢献した。

総医研HD <2385> [東証M]  ★今期経常を33%上方修正、配当も2円増額

◆19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結経常利益は前年同期比99.4%増の6.4億円に拡大して着地。顔用マッサージ化粧品やクリームマスクを中心に越境EC関連商品の販売が伸びたことが寄与。機能性素材開発事業でラクトフェリン原料の販売価格が上昇したことなども大幅増益に貢献した。

併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→8億円に33.3%上方修正。増益率が76.5%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→4円(前期は2円)に大幅増額修正した。

TIS <3626>   ★今期経常は5%増で5期連続最高益、10円増配へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比17.7%増の386億円で着地。続く20年3月期も前期比4.9%増の405億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はサービスIT部門でクラウドや決済関連の需要を取り込むほか、産業IT部門ではコンサルティングなどの好採算ビジネスを推進する。増収効果と構造改革の進展で、大型案件の反動減や投資コスト増を吸収し、増収増益を目指す。

業績好調に伴い、前期の年間配当を60円→70円に増額し、今期も前期比10円増の80円に増配する方針とした。

併せて、発行済み株式数の1.1%にあたる100万株(金額で41.4億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

ウェルス <3772> [東証2]  ★今期経常は3.1倍増で2期ぶり最高益更新へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比38.3%減の9.5億円に落ち込んだが、続く20年3月期は前期比3.1倍の30億円に急拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は資産価値を高めた不動産のブリッジファンドへの売却を進める。また、ホテル運営事業で前期に新規開業・取得したホテルが通期寄与し、売上高は前期比3倍の大幅増収を見込む。

ダブスタ <3925>   ★今期経常は16%増で7期連続最高益、6円増配へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比56.7%増の8.7億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比15.5%増の10.1億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はAIを搭載した文字読取システムを中心に新サービスの受注が拡大し、15.0%の増収を見込む。

業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比6円増の30円に増配する方針とした。

エスケーエレ <6677> [JQ]  ★今期経常最高益予想を21%上乗せ、配当も13円増額

◆19年9月期の連結経常利益を従来予想の47億円→57億円に21.3%上方修正。増益率が2.3%増→24.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。中国向け第10.5世代と第11世代用フォトマスクの販売が想定より伸びることが寄与。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の17円→30円(前期は17円)に大幅増額修正した。

大真空 <6962>   ★前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は2.4倍増益へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比76.4%増の3億8100万円に伸び、従来予想の1億4000万円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。続く20年3月期も前期比2.4倍の9億3000万円に急拡大する見通しとなった。前期は円安進行で想定以上の為替差益が発生したことが上振れの要因となった。今期はIoTや5G(次世代通信規格)、車載関連の市場が拡大するなか、超薄型水晶デバイスなどの差別化製品を展開し、大幅増収増益を目指す。

ルックHD <8029>   ★1-3月期(1Q)経常は97%増益・上期計画を超過

◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比97.2%増の6.3億円に拡大して着地。販管費の削減や年金資産の増加による退職給付費用の減少で採算が急改善したことが寄与。主力の婦人服は韓国が好調だった。輸入ブランドの販売が伸びたほか、「A.P.C.」の新規出店効果も貢献した。

上期計画の6億円をすでに6.5%上回っており、業績上振れが期待される。

イーレックス <9517>   ★今期経常は67%増で2期ぶり最高益更新へ

◆19年3月期の連結経常利益は前の期比5.3%減の42.9億円になったものの、続く20年3月期は前期比67.3%増の71.8億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は東京電力エナジーパートナーと3月に設立した共同出資会社が小売事業の収益拡大に貢献する。また、相対電源の多様化で電源調達コストの低減を図る。そのほか、電力発電事業では豊前、大船渡発電所の営業運転開始を予定する。

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