前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年5月21日 5時20分

■ミスミG <9962>  2,519円 (-154円、-5.8%)

ミスミグループ本社 <9962> が5日ぶり急反落。同社は17日取引終了後に、4月度の売上高(連結ベース)が272億8100万円(前年同月比2.2%減)になったと発表。2ヵ月連続で前年実績を下回ったことが株価の重荷となっているようだ。4月度の金型部品事業の売上高は65億2200万円(前年同月比3.7%増)、VONA事業(流通事業)は120億5000万円(同3.4%増)と堅調だった半面、FA事業は87億800万円(同12.5%減)と苦戦した。

■安川電機 <6506>  3,380円 (-205円、-5.7%)

安川電機 <6506> が続急落したほか、キーエンス <6861> も1000円を超える下げをみせるなどFA関連株に売り圧力が強い。中国の商務部報道官が貿易問題で米政権を改めて批判したことを背景に、米中摩擦が再び先鋭化していることへの懸念と、20日朝方に発表された1-3月期のGDPで設備投資関連の低迷が確認されたことが買い手控え感につながっている。為替は円安傾向にあるものの、輸出セクターであるFA関連の軟調で全体指数も上値が重くなっている。

■村田製 <6981>  4,644円 (-179円、-3.7%)

村田製作所 <6981> が3日続落。また、ローム <6963> 、太陽誘電 <6976> なども値を下げており、電子部品株への売り圧力が強い。米国政府が中国通信機器大手ファーウェイへの輸出規制を決定したことで、米中摩擦への懸念が再び高まっている。ファーウェイは主要サプライヤーを多くアジア地域に抱えているが、市場では「米国の徹底したファーウェイ排除作戦で日本の電子部品メーカーなどにも影響が及ぶ可能性が警戒されている」(国内ネット証券アナリスト)と指摘されている。いったんは解決への期待が高まった米中交渉がここ再び暗礁に乗り上げていることで、ハイテク部品や半導体を手掛ける銘柄は、目先リスク回避の売りが継続的に出ている。

※20日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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