「電線地中化」が17位にランクイン、台風15号では電柱倒壊が84基<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電線地中化」が17位にランクインしている。
8日夜から9日午前にかけて関東地方を襲った台風15号の影響で、東京電力管内で最大停電軒数が約93万4900軒に上ったことが、同テーマへの関心を一段と高めることにつながっている。11日午前10時段階でも千葉県を中心に依然として約45万6100軒が停電しており、信号機の停止などインフラへの影響ほか、酷暑のなかだけにエアコンが使えない状況で住民の健康被害も問題となっている。
停電の原因として、東京電力管内で鉄塔の倒壊が2基、電柱の倒壊が84基あったほか、送電線の切断などが相次いだことが挙げられる。台風15号は各地で観測史上1位の最大瞬間風速を記録するなど記録的な暴風雨をもたらしたが、地中温暖化が関係しているとすれば今後も今回のような被害をもたらす台風が上陸する可能性もある。台風被害に強い電力インフラ確保のためにも、電線地中化への取り組みが加速することが改めて求められている。
この日は、関連銘柄のうち、中電工<1941>や関電工<1942>など電気設備工事関連が買われたほか、コンクリート2次製品の日本コンクリート工業<5269>、イトーヨーギョー<5287>も上昇。古河電気工業<5801>、フジクラ<5803>、昭和電線ホールディングス<5805>など電線大手も高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)