「マスク」が11位にランクイン、コロナウイルスとインフルエンザで関心度急上昇<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 5G
2 ドローン
3 人工知能
4 MaaS
6 半導体
7 全固体電池
8 ソーシャルゲーム
9 国土強靱化
10 サイバーセキュリティ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「マスク」が11位にランクインしている。
中国・武漢で発生している新型コロナウイルスの肺炎に関して、タイ保健省が13日、中国から観光で訪れていた中国人女性が感染していたと発表。中国以外で初めて患者が確認された。今回は人から人への感染は確認されていないとされるが、中国では1月25日の春節(旧正月)に合わせた休暇で海外旅行をする人が急増するため、世界的な感染の拡大が懸念されており、感染防止の観点から「マスク」への関心が高まっているようだ。
中国初の新型肺炎を巡っては、02年に発生したコロナウイルスの一種である重症急性呼吸器症候群(SARS)で、中国政府の情報開示が遅れたことにより感染が拡大した経緯がある。今回は既に情報が開示されているものの、今回確認されたコロナウイルスは、SARSや同じくコロナウイルスによる中東呼吸器症候群(MERS)とは別の種類のウイルスとされ、特効薬やワクチンの開発には時間がかかり、これも感染拡大への警戒感を強めることにつながっている。
また、1月10日に厚生労働省が発表したインフルエンザの発生状況で、定点当たり報告数が23.24(患者報告数11万5002人)となり、前週の定点当たり報告数21.22より増加していることも予防の観点から「マスク」への関心を高めている。この日は、代表的銘柄であるダイワボウホールディングス<3107>、シキボウ<3109>、ユニ・チャーム<8113>、川本産業<3604>などはいずれも冴えない展開だが、前述の要因から引き続きテーマへの関心は高まることになろう。