ログイン
米国株
2020年1月27日 19時45分
特集

大谷正之氏【新型肺炎で北風吹きすさぶ、東京市場の下値リスク】(2) <相場観特集>

―遠くなった日経平均2万4000円台、復活はあるか―

週明け27日の東京株式市場では、日経平均株価が一時500円以上も下げる波乱展開となった。中国で発生した新型肺炎の感染拡大によりリスクオフの流れが改めて強まり、前週末の米株安に加え、円高方向に振れた為替市場も投資家心理を冷やした。気がつけば遠くなった2万4000円台。上昇トレンドに異変が生じるなか、ここから更に下値を試す可能性は? 当面の見通しについて、先読みに定評のある市場関係者に見解を聞いた。

●「新型肺炎の影響は不透明、当面2万3000円台のもみ合いも」

大谷正之氏(証券ジャパン 調査情報部長)

今後の相場の焦点は、「新型コロナウイルスによる肺炎拡大がいつ収束に向かうか」と「決算発表での業績動向はどうか」だろう。

足もとの景気は底堅く、新型肺炎によって世界景気が崩れることはないとみている。しかし、当面の影響は読みづらく、全体相場はしばらくは足場を固める局面となることが予想される。

今後、1ヵ月程度の日経平均は2万3000円台を中心とするもみ合いを見込む。下値のメドは2万3000円前後で一時的に2万2700円程度に下落することがあっても瞬間的だろう。上値のメドは2万4200円前後とみている。

今後、新型肺炎に効果がある物質が徐々に判明し騒動が落ち着く方向に向かい、業績も堅調で為替も1ドル=110円台へ円安が進むような展開となれば、18年10月高値(2万4270円)を抜く展開も期待できるとみている。しかし2月のうちには、その状況に至ることはまだ難しいだろう。

そんななか、今後活躍が期待できるセクターとして、半導体 電子部品 工作機械 などに注目している。「5G」や「IoT」、「電気自動車」などのテーマに乗るのは、これらのセクターだろう。半導体材料に絡む、SUMCO <3436> や信越化学工業 <4063> 、大陽日酸 <4091> 、電子部品の村田製作所 <6981> やローム <6963> 、TDK <6762> 、工作機械の部材に絡むミネベアミツミ <6479> やナブテスコ <6268> などに注目したい。

(聞き手・岡里英幸)

<プロフィール>(おおたに・まさゆき)

1960年生まれ。立正大学文学部卒、83年丸和証券入社、営業を経て96年から現職。日本テクニカルアナリスト協会 検定テクニカルアナリスト(CFTe)、AFP(日本FP協会認定)、(内閣府認証)NPO法人金融証券マーケットフォーラム理事。トレンドの芽をいち早くキャッチすべく、フィールド重視の調査を心がけている。

株探ニュース

関連記事・情報

  1. 窪田朋一郎氏【新型肺炎で北風吹きすさぶ、東京市場の下値リスク】(1) <相場観.. (01/27)
  2. 【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 降りかかる試練の波状攻撃、突破口はいず.. (01/26)
  3. 【植木靖男の相場展望】 ─ 新型肺炎もなんのその、首の皮一枚残すか? (01/25)
  4. 【杉村富生の短期相場観測】 ─ 株価分析&投資戦術の手法とスタイル! (01/26)
  5. 明日の株式相場戦略=恐るべき“新型コロナ相場”の前方を見極める (01/27)
  6. 伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 1月26日版(1) (01/26)
  7. 富田隆弥の【CHART CLUB】 「侮れない新型ウイルス」 (01/25)
  8. ★本日の【サプライズ決算】続報 (01月27日)
  9. 思惑買いで急騰銘柄相次ぐ、市場を賑わす「新型肺炎」対策関連・大検証.. (01/27)
  10. 加速する材料株、好業績&思惑満載の株高メガトレンド「特選5銘柄.. (01/25)

人気ニュース (直近8時間)

  1. 1
    【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (9月17日発表分) 注目
  2. 2
    利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 35社選出 <成長株特集> 特集
  3. 3
    超絶AI新時代、デジタル革命で開花する「次の主役」厳選5銘柄 <株探トップ特集> 特集
  4. 4
    米株価指数先物 時間外取引 下げ幅拡大、ダウ先物一時400ドル超安 市況
  5. 5
    今週の「妙味株」一本釣り! ─ 日ケミコン 注目
人気ニュースベスト30を見る
ログイン プレミアム会員登録
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘することを目的としておりません。
投資の最終決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、 China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.