1日の株式相場見通し=買い先行も強弱感対立、方向感定まりにくい

市況
2020年6月1日 7時48分

名実ともに6月相場入りとなる1日の東京株式市場は買いが先行しそうだが、強弱感が対立するなか上値も重く方向感の出にくい地合いとなりそうだ。前週末の米国株市場では、NYダウが小幅安で着地。米中対立懸念から一時下げ幅を300ドル以上に広げる場面もあったが、トランプ米大統領が発表した対中制裁措置が警戒されていたほど厳しい内容ではなかったことから下げ渋った。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は相対的に強い動きを示し、引けにかけ上げ幅を拡大しほぼ高値圏で引けており、これは東京市場にもポジティブに働く。ただ、米中対立の激化に対する懸念は拭えず、日経平均が前週は大幅に水準を切り上げていたこともあって、目先利益確定の動きが上値を押さえそうだ。

29日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比17ドル53セント安の2万5383ドル11セントと小幅続落。ナスダック総合株価指数は、同120.884ポイント高の9489.873だった。

日程面では、きょうは1~3月の法人企業統計、5月の新車販売、5月の軽自動車販売など。海外では5月の財新中国製造業PMI、5月の米ISM製造業景況感指数、4月の米建設支出など。なお、ドイツ、インドネシア、ニュージーランドは休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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