NY株式:NYダウ91ドル高、景気回復期待が米中対立や全米抗議デモのリスク懸念を上回る

市況
2020年6月2日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は91.91ドル高の25475.02ドル、ナスダックは62.18ポイント高の9552.05ポイントで取引を終了した。中国が米国からの一部農産物輸入を停止すると報じられ、米中第1段階貿易協定が撤回されるリスクが浮上したほか、人種問題を巡る全米抗議デモが激化したことが嫌気され売り先行で寄り付いた。しかし、経済活動の一段の再開による景気回復期待が懸念を上回り、引けにかけては大きく上昇した。セクター別では、自動車・自動車部品や不動産が上昇、一方、医薬品・バイオテクが下落した。

美容製品メーカー、コティ(COTY)は、傘下ウェラなどのヘアケア製品部門を投資会社のKKRに売却すると発表し急伸。アパレル小売りのギャップ(GPS)は、JPモルガンによる投資判断引き上げが好感され上昇。オンライン小売のアマゾン(AMZN)は、モルガンスタンレーによる目標株価引き上げが好感され上昇した。一方で、医薬品のファイザー(PFE)は、乳がん治療薬の臨床試験結果で思うような効果が得られなかったことを発表して下落。全米抗議デモの発端となったミネアポリスに本社をかまえるディスカウントストアのターゲット(TGT)は、デモの激化で175店舗を一時休業とすると発表し下落した。

米連邦議会予算事務局(CBO)は、ウイルスパンデミックが2020年から2030年までに実質国内総生産(GDP)で3%削減するとの見通しを示した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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