「半導体」が3位にランク、レーザーテックに続く出世株を探す動きに期待<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
2 テレワーク
3 半導体
4 5G
5 水害対策
6 コロナウイルス
7 グローバルニッチ
8 人工知能
9 半導体製造装置
10 国土強靱化
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体 」が3位となっている。
米国の一部の州で再び経済活動が制限され、新型コロナウイルス感染再拡大に対する懸念が高まったことで、これまで上昇基調を強めてきた米ナスダック指数が13日に大きく売られるなど目先、ハイテク関連株に一服感が出てきているようだ。これを受け、東京市場でも半導体銘柄は高安まちまちの動きとなっているが、とはいえコロナ禍により加速したオンライン化の流れは、今後も継続していくことが見込まれる。これはハイテクセクターにとって中長期的に追い風となり、データセンター増設の動きなどから半導体需要も構造的な追い風局面が継続することになる。引き続き、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>をはじめ、信越化学工業<4063>やSUMCO<3436>、相対的に出遅れているSCREENホールディングス<7735>などに注目したい。
なかでも、レーザーテックはここ数年で株価が大化けした経緯があり、株式市場での関心が高い。同社の特徴として、特定の分野で世界シェアを独占していることが挙げられる。今後こうした強みを持った、レーザーテックに続く出世株を探す動きにも期待ができそうだ。
関連銘柄としてマークしたいのは、半導体検査装置を手掛ける東京精密<7729>やウエハー用を主力とする研磨材メーカーのフジミインコーポレーテッド<5384>、絶縁膜材料を製造するトリケミカル研究所<4369>など。また、感光性材料を手掛ける東洋合成工業<4970>のほか、半導体向け高純度薬品を取り扱うステラ ケミファ<4109>や真空シールが主力のフェローテックホールディングス<6890>、半導体向け保護資材を手掛けるアテクト<4241>などがある。いずれも各分野で高い世界シェアを有しており、折に触れ注目を集めそうだ。