「中国関連」が12位にランク、新型コロナ抑え込み景気回復へ<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「中国関連」が12位となっている。
中国関連株が株式市場で関心を集めている。19日に中国国家統計局が発表した7~9月期の国内総生産(GDP)は前年同期比で実質4.9%増だった。1~3月期は6.8%減とマイナス成長に沈んだが、その後は2期連続でプラス成長となった。また、国際通貨基金(IMF)による20年の世界経済見通しでは、中国の実質GDPは1.9%増と主要国では唯一、プラス成長が見込まれている。世界経済が大幅なマイナス成長となるなか、中国は堅調な成長を続けているが、これは「新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んだことが大きい」(市場関係者)とみられている。コロナ不安が後退したことで製造現場は通常体制に戻り、個人消費も回復している様子だ。
この中国経済の回復は、日本経済にも追い風となっており、これまで上値が重かった機械や鉄鋼など景気敏感株への注目度が高まっている。設備投資に絡む機械株では、コマツ<6301>や安川電機<6506>、ツガミ<6101>のほか、海運株では商船三井<9104>や明治海運<9115>、鉄鋼株では日本製鉄<5401>や新日本電工<5563>、消費関連では、ユニ・チャーム<8113>やピジョン<7956>、資生堂<4911>などが注目されそうだ。