「海運」が9位、バリュー株物色強まるなか海運セクターの人気加速＜注目テーマ＞
★人気テーマ・ベスト１０
１ 全固体電池
２ アンモニア
４ 半導体
５ 水素
６ 洋上風力発電
９ 海運
１０ ２０２０年のＩＰＯ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「海運」が９位となっている。
今年に入り、欧米をはじめとする新型コロナワクチンの普及による経済正常化への期待を背景に、グロース株からバリュー株へ資金シフトする流れが強まっている。鉄鋼や非鉄、空運、海運など、全体相場に対して出遅れ感のあった景気敏感株に買いが向かっている。なかでも海運株は、コンテナ運賃市況が高騰していることや、ばら積み船市況の指標であるバルチック海運指数の上昇などを手がかりに、ここ急速に物色人気が高まっている。
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手３社の株価は、きょうは上昇一服となっているものの、直近まで昨年来高値圏を突き進む展開で、郵船は２０１５年３月につけた３８８０円に迫る水準まで上昇した。これら大手３社の株価上昇に注目が集まるなか、これに牽引される格好で関連銘柄全般に物色が波及している。
明治海運<9115>、大運<9363>は前日１６日のストップ高に続き、きょうも大幅高に買われている。そのほか、玉井商船<9127>、大東港運<9367>、東京汽船<9193>、東海汽船<9173>などが上昇している。