「ニッケル」が14位にランク、10年半ぶり高値圏上昇で注目度高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ニッケル」が14位となっている。
ニッケル価格の上昇が注目を集めている。ロンドン金属取引所(LME)でニッケルの3カ月先物は、1月下旬に一時1トン=2万4000ドル台と2011年8月以来、10年半ぶりの高値をつけ、足もとでも高値圏で推移している。
ニッケルは電気自動車(EV)の電池向けへの需要が強い。また、ロシアによるウクライナに対する再侵攻懸念が高まっているが、ロシアはニッケルの世界生産量の約1割を占めている。このため、ウクライナ情勢の緊迫化とともに、ニッケルには思惑買いが入りやすくなっている。
ニッケル関連では、住友金属鉱山<5713>は海外のニッケル鉱山の権益を持ちEV用電池材料を手掛けている。また、大平洋金属<5541>はフェロニッケルで高実績を誇る。日本冶金工業<5480>は、主力のステンレスの生産に不可欠なニッケルの製錬を行っている。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>、住友商事<8053>、双日<2768>、それにアルコニックス<3036>といった商社もニッケル関連株として注目される。