「総合商社」が20位にランクイン、4~6月期決算好調で評価高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「総合商社」が20位となっている。
総合商社の23年第1四半期(4~6月)決算が5日に出そろった。伊藤忠商事<8001>が最終減益となった一方、三菱商事<8058>や丸紅<8002>、三井物産<8031>、住友商事<8053>は軒並み第1四半期として最高益を更新するなど好決算となった。
なかでも三菱商は、天然ガスや石炭価格の上昇を追い風に金属資源部門が好調で全体収益を押し上げた。ただ、足もとでは石油など一部エネルギー価格が軟調となっていることもあり、通期の業績見通しは据え置かれた。市場では、三菱商や三井物が参加するロシアの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を巡り、権益を維持できるかに関心が集まっている。大手商社株は、連結PERが軒並み5~7倍台の水準にあるほか、配当利回りも高くバリュー株として見直し余地が指摘されている。