「総合商社」が13位に浮上、三菱商が商社初の純利益1兆円台へ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「総合商社」が13位となっている。
総合商社7社の4~9月期決算が8日出そろった。資源高や円安を追い風に、伊藤忠商事<8001>を除く6社が前年同期比で増収・最終増益となった。決算と同時に今期見通しや配当予想の上方修正も続々と発表された。
なかでも、話題を呼んだのが三菱商事<8058>だ。8日に決算発表とあわせ、23年3月期通期の純利益見通しを前期比9.9%増の1兆300億円(従来予想8500億円)に引き上げた。金属資源や天然ガス部門の伸びに加え、東南アジアの自動車事業や三菱自動車工業<7211>の持ち分利益の増加を見込む。純利益の1兆円台乗せは総合商社としては初のことになるだけに、同社への注目度は高まっている。
三菱商をはじめ、三井物産<8031>や住友商事<8053>、豊田通商<8015>など6社が今期最終最高益見通し。前期に有価証券利益があった反動で、伊藤忠のみ前期比減益の予想となっている。配当利回りは各社軒並み高く、住友商、丸紅<8002>、双日<2768>が5%を超える水準にある。