「核融合発電」が13位に浮上、米研究所の画期的な研究成果発表で＜注目テーマ＞
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「核融合発電」が１３位となっている。
米エネルギー省は１３日、次世代クリーンエネルギーとして期待される核融合エネルギーの研究でブレークスルー（画期的な進歩）があったと発表した。米国立研究所が行った実験で明らかになったもので、核融合を発生させるためのレーザーを使用して投入した燃料以上のエネルギーを取り出すことに初めて成功した。投入量の約１．５倍のエネルギー出力を得られたという。
核融合は、軽い原子核同士がくっつく際にエネルギーが生じる現象のこと。これを活用した核融合発電は温室効果ガスや高レベル放射性廃棄物を出さない「夢のエネルギー」として期待されており、日本や欧米など世界各国で研究開発が進められている。株式市場では、国内エネルギー大手が核融合発電に参入するとの報道をきっかけに、今春に核融合発電のテーマが脚光を浴びた経緯がある。
主な銘柄としては、日米欧や中国などが参加する核融合プロジェクト「国際熱核融合実験炉（ＩＴＥＲ、イーター）」向けに核融合関連製品を提供している助川電気工業<7711>、レーザー核融合炉の商用化を目指すスタートアップのＥＸ－Ｆｕｓｉｏｎ（大阪府吹田市）と今年１月に技術提携して取り組みを進めているジェイテックコーポレーション<3446>など。このほか関連銘柄として、木村化工機<6378>、神島化学工業<4026>、東洋炭素<5310>などがある。