話題株ピックアップ【夕刊】(3):金ETF、メタリアル、ウェルライ

注目
2023年3月20日 15時19分

■広島ガス <9535>  350円  +8 円 (+2.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位

広島ガス<9535>が3日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、23年3月期の期末配当予想を5円から7円へ引き上げたことが好材料視された。年間配当は12円となり、前期実績に対しては2円の増配になる予定だ。

■NEXT 金価格連動型 <1328>  6,530円  +135 円 (+2.1%)  本日終値

NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>やSPDRゴールド・シェア<1326>、純金上場信託(現物国内保管型)<1540>、WisdomTree 金上場投資信託<1672>といった金ETFが軒並み高に買われている。17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、4月限が前日比50.5ドル高の1トロイオンス=1973.5ドルに上昇。昨年4月以来、約11カ月ぶりの水準に値を上げた。米シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻を契機に世界的な金融不安が広がるなか、安全資産である金が買われており、金価格に連動する金ETFは上昇基調を強めている。

■WDI <3068>  2,208円  +25 円 (+1.2%)  本日終値

WDI<3068>が続伸。前週末17日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を240億円から259億2000万円(前期比35.1%増)へ、営業利益を5億円から7億2000万円(前期8億3600万円の赤字)へ、純利益を7億円から7億5000万円(前期比3.4%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を8円から12円(前期13円)へ引き上げたことが好感された。想定よりも客足が戻ってきたことに加えて、食材仕入れ価格高騰の影響により期中に販売価格の変更を行ったことが要因としている。

■メタリアル <6182>  1,412円  +3 円 (+0.2%)  本日終値

メタリアル<6182>が逆行高。人工知能(AI)を活用した翻訳ソフトなどを主力展開し、株価は足もとのAI関連株人気に乗り、長期トレンドでみた底値圏離脱の動きを鮮明としている。そうしたなか、17日取引終了後に、AI関連製品群を企業のビジネスソリューションとして活用するためのプラットフォーム「Metareal AI」が米オープンAIの提供する大規模言語モデル「GPT―4」の接続を完了したことを発表、世界規模で注目度が増している生成AIの関連有力株として改めて物色の矛先が向いている。

■ウェルライ <9565>  3,540円  -700 円 (-16.5%) ストップ安   本日終値

ウェルプレイド・ライゼスト<9565>は急落。前週末17日の取引終了後に23年10月期第1四半期(22年11月~23年1月)の決算を発表。営業利益が700万円となっており、通期計画(2億5100万円)に対する進捗率の低さを嫌気した売りが出たようだ。大型のオフラインイベントの実施により、売上高は7億6900万円と好調だった。一方、イベントの外注費や人材採用強化に伴う人件費の増加などが利益面で響いた。一時的な上場関連費用の発生で最終損益は赤字で着地した。なお、前22年10月期第1四半期の財務諸表を作成していないため、前年同期との比較はない。また、通期見通しは据え置いている。

■カラダノート <4014>  752円  -107 円 (-12.5%)  本日終値

カラダノート<4014>が急落。17日の取引終了後に発表した第2四半期累計(22年8月~23年1月)単独決算が、売上高10億1800万円(前年同期比65.1%増)、営業損益9700万円の赤字(前年同期3100万円の赤字)、最終損益1億900万円の赤字(同2100万円の赤字)となり、赤字幅が拡大したことが嫌気された。ストック型ビジネス(家族サポート事業)の新規契約者数が前四半期から引き続き過去最高更新したほか、フロー型ライフイベントマーケティングも好調維持し業績を牽引した。ただ、ストック型ビジネスの契約者数が目標数値に対して進捗が遅れていることに加えて、同ビジネスの拡大に向けた先行投資を継続して行っていることが損益を悪化させた。なお、23年7月期通期業績予想は、売上高16億6300万円(前期比27.3%増)、営業損益1億4200万円の赤字(前期2億500万円の赤字)、最終損益1億4500万円の赤字(同2億7100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■サツドラHD <3544>  752円  -93 円 (-11.0%)  本日終値  東証プライム 下落率2位

サツドラホールディングス<3544>が急反落。前週末17日の取引終了後に23年5月期第3四半期累計(22年5月16日~23年2月15日)の決算を発表し、営業利益は前年同期比16.9%減の3億4000万円だった。大幅増益予想の通期計画(12億円)に対して3割弱の低い進捗率となったことから、これがネガティブ視され売りが先行した。売上高は同4.9%増の655億5700万円で着地した。ワクチン・検査パッケージの実施や医療用抗原検査キット販売の増収効果のほか、訪日外客数の回復が追い風となった。一方、一部商品評価損の計上で利益は押し下げられた。なお、通期の増収増益見通しは据え置いている。

■プロレド・パートナーズ <7034>  443円  -52 円 (-10.5%)  本日終値  東証プライム 下落率3位

プロレド・パートナーズ<7034>が3営業日ぶりに反落。同社は17日取引終了後、23年10月期第1四半期(22年11月~23年1月)の連結決算を発表。営業損益が1億4200万円の赤字(前年同期は3000万円の黒字)となったことが嫌気されたようだ。売上高は前年同期比22.2%減の5億8400万円で着地。前年同期と比較して案件数が減少したほか、1案件あたりの報酬額も縮小したことが影響した。なお、通期業績予想については売上高23億6100万円(前期比13.1%減)との見通しを据え置き、利益予想は引き続き非公表としている。

■東京産業 <8070>  717円  -59 円 (-7.6%)  本日終値  東証プライム 下落率7位

東京産業<8070>が急反落。17日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を800億円から650億円(前期比10.4%増)へ、営業利益を37億円から30億円(同23.3%増)へ、純利益を27億円から5億円(同59.0%減)へ下方修正したことが嫌気された。電力事業において、バイオマス燃料供給事業が燃料の調達先である東南アジアにおける水害などの影響を受けて計画通り進まなかったことに加えて、環境・化学・機械事業において受注済みの太陽光発電所工事の進捗が想定を下回ったことや新規案件の受注が計画を下回ったことなどが要因としている。更に、連結子会社で計画中の太陽光発電事業に関し、事業の見通しが不透明であることから、再生可能エネルギー事業に係る固定資産(建設仮勘定)について、約16億円の特別損失を計上する見込みであることも響くとしている。

●ストップ高銘柄

桂川電機 <6416>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

エルテス <3967>  993円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

アーキテクツ <6085>  543円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値

マツモト <7901>  11,250円  +1,500 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

ウェルライ <9565>  3,540円  -700 円 (-16.5%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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