前週末8日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■デジアーツ <2326> 4,940円 (-1,000円、-16.8%) ストップ安
東証プライムの下落率2位。デジタルアーツ <2326> [東証P]がストップ安。7日取引終了後、中期経営計画の目標数値を見直すと発表。最終年度となる27年3月期の連結売上高を150億円から120億円へ、連結営業利益を78億円から54億円へ下方修正した。企業向け市場の成長が想定を下回っていることなどを織り込んだ。これを嫌気した売りが膨らんだ。あわせて発表した26年3月期決算は、売上高が108億3500万円(前の期比8.5%増)、営業利益が47億9100万円(同5.1%増)だった。社会的なセキュリティー意識の高まりが追い風となった。続く27年3月期の見通しは下方修正した中計の目標数値と同じ。配当予想は100円(前期95円)を見込んだ。
■TOA <6809> 1,569円 (-211円、-11.9%)
東証プライムの下落率4位。TOA <6809> [東証P]が3日ぶり急反落。7日取引終了後、26年3月期連結決算を発表。売上高は553億8600万円(前の期比9.4%増)、営業利益は46億5600万円(同29.7%増)だった。官公庁や商業施設、オフィスビル向けが伸びたほか、海外事業も良好だった。続く27年3月期の売上高は565億円(前期比2.0%増)、営業利益は47億円(同0.9%増)を予想。配当予想は85円(前期90円)とした。前期まで3期連続で2ケタ営業増益を達成してきただけに、やや成長が鈍化したとの見方もあるようだ。減配見通しも嫌気され、目先利益確定売りに押される展開となっている。なお、あわせて29年3月期を最終年度とする中期経営基本計画を発表。最終年度に売上高600億円、営業利益51億円を目指す。
■イトーキ <7972> 2,893円 (-357円、-11.0%)
東証プライムの下落率5位。イトーキ <7972> [東証P]が急反落。7日取引終了後、第1四半期(1-3月)連結決算を発表。売上高は472億2400万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は80億8900万円(同9.0%増)だった。ハイブリッドな新しい働き方にあわせたリニューアル案件を中心に堅調に推移した。決算内容は良好だったものの通期計画との比較で特段のサプライズ感はなく、目先は利益確定売りが先行する形となったようだ。
■日本ライフL <7575> 1,263円 (-138円、-9.9%)
東証プライムの下落率6位。日本ライフライン <7575> [東証P]が続急落。7日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は632億円(前期比6.8%増)、営業利益予想は107億円(同15.1%減)としており、大幅減益を嫌気した売りが出た。心房細動症例数の増加などで売り上げは拡大するものの、公定価格の改定による販売単価の下落や製造原価の上昇を織り込んだほか、人件費や研究開発投資の増加を見込む。なお、期末一括配当予想は2円増配の56円。26年3月期については売上高が591億8700万円(前の期比4.6%増)、営業利益が126億600万円(同2.3%増)で着地した。
■飯野海 <9119> 1,508円 (-136円、-8.3%)
東証プライムの下落率8位。飯野海運 <9119> [東証P]が急反落。8日午後2時ごろ、26年3月期連結決算を発表。売上高は1272億9500万円(前の期比10.3%減)、営業利益は134億3900万円(同21.4%減)だった。中国経済の低迷をはじめとする世界経済の影響を受けた。続く27年3月期の売上高は1290億円(前期比1.3%増)、営業利益は91億円(同32.3%減)を予想。配当予想は46円(前期59円)とした。6月中にホルムズ海峡の往来が再開され、その後2ヵ月程度で中東地域との海上輸送が概ね従来の水準に回復することを前提に策定したという。4期連続の営業減益で、かつ減配の見通しを示したことが嫌気された。
■コロプラ <3668> 387円 (-32円、-7.6%)
東証プライムの下落率10位。コロプラ <3668> [東証P]が5日続急落。7日取引終了後、上期(25年10月-26年3月)連結決算を発表。売上高は100億8800万円(前年同期比28.2%減)、営業利益は5億3300万円(同62.3%減)だった。一部既存タイトルの配信期間長期化に伴う売り上げ逓減が要因。これを嫌気する見方が広がっている。なお、前年同期に投資有価証券評価損を計上した反動で、純利益段階では大幅なプラスで着地した。
※8日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース