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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 刮目せよ!"ロボット新世紀"を支える日本企業の底力!

市況
2026年5月10日 9時30分

「刮目せよ!“ロボット新世紀”を支える日本企業の底力!」

●日本はロボット大国の地位を保てるか

日本の技術力は高い。日本人ならば、多くの方がこう信じているのではないだろうか。私もまた、それを信ずる者の一人だ。しかし近年、報道経由ではあるが、中国のヒューマノイド(人型ロボット )やAI(人工知能)関連技術の進歩ぶりを目にすると、「日本は本当に大丈夫なのか」と不安になる。

先日も中国でヒューマノイドがハーフマラソンを走り、人間の世界記録を大幅に上回るタイムで完走したとのこと。中国は国家主導で巨額投資を続けており、ロボットやAI、半導体、自動運転などの先端技術を一気に押し上げている。しかし、優れたヒューマノイドを実際に生産しているとなると、「国のカネのかけ方が違う」などと言ってばかりもいられないのではないか。

日本の現状はどうか。結論から言うと、日本は「派手さ」では中国に劣るものの、ロボティクスや フィジカルAIに詳しい知人に言わせると、「実際に使える技術」では依然として世界最強クラスであるという。なんとも心強いコメントであり、少々安心できる。

●真の勝者として君臨する部品メーカー

確かにこの問題を改めて考えてみると、工場など現場での実装とパフォーマンス狙いのアピールとの間には大きな違いがあるはずだ。ロボットは単に動けばよいわけではない。

・長時間壊れず動く

・誤作動しない

・高精度な作業をこなす

・人と接触しても安全

これらが求められる。ここで日本企業の強みが生きると見てよい。このような観点からヒューマノイドやフィジカルAI関連株を洗い直すと、まずはすでに産業用ロボットで実績を持つファナック <6954> [東証P]、安川電機 <6506> [東証P]、不二越 <6474> [東証P]などが想起される。市場もこの点はよく承知しており、これらの株価はいずれも力強く上昇中だ。世界屈指の精密制御、耐久性を有するのだから当然と言ってよい。

そのため、いまさら前述の企業を取り上げても新鮮味がないので、ここではロボットの「完成品メーカー」よりも、部品・制御・センサー関連に注目したい。どの国のロボットが勝っても、日本企業の部品が使われる可能性が高いからだ。つまり、AIの活用がヒューマノイドをはじめとする新たなロボットの時代をもたらしても、最後に勝つのはそれを支える「実際に壊れず動く技術」を持つ企業。こうなる。この点で日本企業の底力は、まだ決して侮れない。

そこで、まずはトレックス・セミコンダクター <6616> [東証P]だ。電源ICのファブレスメーカーであり、パワー半導体の受託製造で業績を伸ばしているが、同時にヒューマノイドの関節の駆動部に不可欠な電源ICやセンサーを展開している。足元の株価は高値圏ではあるものの、製品の必要性を考えると、目先下げてもまた反発が見込める。

日本には産業ロボット用精密減速機で世界首位企業がある。ナブテスコ <6268> [東証P]だ。実に世界シェアの6割を制しているため、今後拡大する減速機需要を取り込むのはまず間違いない。なお、減速機ではハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [東証S]がある。しかし、同社株はすでに急騰してしまっていて、手を出しにくい。残念ながら見ているだけにしたい。

サーボモーターに強いのが安川電機や三菱電機 <6503> [東証P]だが、ニデック <6594> [東証P]も力を入れている。ただ、この会社はご存じのように会計不正問題を起こし、企業イメージが低下している。それでも企業の「魅力」を評価するのが株式市場であり、ここではあえてサーボモーター関連としてニデックを取り上げておきたい。

画像センサー関連株にも目を向けておこう。画像センサーといえばソニーグループ <6758> [東証P]になるものの、残念ながら株価は動きが重すぎる。同社株は敬遠し、浜松ホトニクス <6965> [東証P]にしたい。同社は光電子倍増管で実に世界シェア9割を誇るトップ企業。光センサーにも強いため値動きのチェックを、となる。

最後に、電力制御関連銘柄を。これまで幾度か取り上げてきた村田製作所 <6981> [東証P]だ。積層セラミックコンデンサー で世界首位の企業であり、フィジカルAIの実装化では電流の安定が不可欠。積層セラミックコンデンサーはその役割を果すため、今後一層の需要拡大が見込まれる。株価の続伸確率は高いと見てよい。

2026年5月8日 記

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