話題株ピックアップ【昼刊】:丸文、イビデン、オリックス
■丸文 <7537> 1,546円 +300 円 (+24.1%) ストップ高買い気配 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
丸文<7537>はストップ高カイ気配。11日取引終了後、配当方針を変更すると発表した。従来は「連結配当性向40%またはDOE(株主資本配当率)2.5%のいずれか高い方を目安」としていたが、この数値をそれぞれ連結配当性向は「50%」へ、DOEは「3.5%」へ引き上げる。これに伴い、27年3月期の配当予想を77円(前期50円)と増額した。これを好感した買いが膨らんでいる。なお、あわせて26年3月期連結決算を発表。売上高は2134億2500万円(前の期比1.2%増)、営業利益は77億6300万円(同15.2%減)だった。モビリティー向けや民生機器向けが底堅く推移したほか、人工衛星関連の需要が大きく伸びた。一方、代理人取引の減少や商品ミックスの変動により利益率は低下した。続く27年3月期の売上高は2250億円(前期比5.4%増)、営業利益は78億円(同0.5%増)の見通し。
■扶桑化学工業 <4368> 3,990円 +700 円 (+21.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
扶桑化学工業<4368>がストップ高カイ気配。同社は11日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。計画に対して上振れして着地した前期の水準と比較して今期は売上高、利益ともに2ケタ増で、最終利益は前期比16.0%増の166億円と過去最高益の更新を計画する。業績の牽引役は半導体市場の成長となっており、更に実質増配の見通しと中期経営計画も公表。これらを好感した買いが集まっている。中期経営計画ではライフサイエンス事業や電子材料事業の両事業で成長と収益向上を図る姿勢を示しており、売上高を31年3月期に1200億円(26年3月期769億2600万円)、営業利益を360億円(同188億5000万円)に伸ばす目標を掲げている。今期の年間配当予想は28円(前期は株式分割前の水準で約27円33銭)とした。前期は主力製品である超高純度コロイダルシリカが旺盛な半導体関連での需要を追い風に販売数量が増加した。
■ニチアス <5393> 3,792円 +594 円 (+18.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
ニチアス<5393>は急伸。11日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を2700億円(前期比7.2%増)、営業利益を450億円(同21.6%増)と発表。配当予想も65円(株式分割考慮ベースで前期は約54円67銭)と実質増額した。これを好感した買いが集まっている。半導体関連の需要回復が見込まれる高機能製品事業をはじめ、各セグメントが堅調に推移するとの見通し。なお、同時に発表した26年3月期決算は、売上高が2519億1000万円(前の期比1.8%減)、営業利益が370億1400万円(同6.8%減)だった。あわせて、取得上限230万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.22%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は5月12日~9月30日。
■LITALICO <7366> 1,374円 +200 円 (+17.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
LITALICO<7366>は7日ぶりに急反騰し、年初来高値を更新した。11日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は440億円(前期比15.0%増)、最終利益予想は33億円(同20.5%増)とした。期末一括配当予想は4円増配の15円を見込む。同時に取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.9%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これらを好感した買いが集まっている。就労支援事業や児童福祉事業などで増収増益を計画する。就労支援事業は既存施設の運営が改善したため、積極的な施設開設を予定しており、今期は27施設をオープンする。児童福祉事業は短時間支援を中心に18施設を開設する。なお、26年3月期は売上高が382億4700万円(前の期比17.7%増)、最終利益が27億3800万円(同14.0%増)だった。自社株買いの取得期間は5月12日から9月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで取得する。
■ニッパツ <5991> 3,445円 +500.5 円 (+17.0%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
ニッパツ<5991>がストップ高の水準となる3445円に買われ、上場来高値を更新した。同社は11日の取引終了後、26年3月期の連結決算を発表。あわせて27年3月期の業績予想を公表した。今期の最終利益は減損損失の計上が響いた前期の水準に比べて61.5%増の450億円を計画する。営業利益は前期比28.9%増の590億円の見通しで、過去最高益の更新を見込む。半導体プロセス部品や、データセンターなどに用いられるHDD用サスペンションが好調に推移する見込みで、業況を好感した買いを誘った。今期の年間配当予想は前期比3円増配の69円。前期は伊那工場や駒ケ根工場、海外子会社において固定資産の減損損失を計上。海外関係会社の留保利益に関する繰延税金負債が増加し、最終利益は計画に対して大きく下振れして着地した。前期の売上高は計画を上回った。
■東京センチュリー <8439> 2,515.5円 +265.5 円 (+11.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
東京センチュリー<8439>は続急騰し、上場来高値を更新した。11日の取引終了後、31年3月期を最終年度とする中期経営計画(27年3月期~)を発表した。31年3月期に最終利益2000億円(26年3月期実績は1112億9900万円)を目指す。また、長期ビジョンとして36年3月期の最終利益目標に4000億円を掲げた。同時に26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示。最終利益予想は1230億円(前期比10.5%増)とした。年間配当予想については中間・期末各45円の合計90円(前期実績は80円)を見込んでおり、これらを好感した買いが集まっている。今期は航空機や船舶のトランスポート部門や海外ビジネス部門などが利益を押し上げる。中期経営計画ではIT機器や航空などにおける保守・メンテナンス事業の深化をはじめとするバリューチェーンの拡大、モビリティビジネスやFMVリースにおけるグローバル展開の加速などを進める。また、M&Aやパートナーとの協業によるジョイントベンチャーを中心に2兆円を超える新規の成長投資を計画する。
■イビデン <4062> 17,315円 +1,660 円 (+10.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
イビデン<4062>は上場来高値を更新。朝方の利食いをこなす形で底堅さを発揮している。同社は11日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比20.1%増の5000億円、営業利益は同45.1%増の900億円、最終利益は同9.0%減の580億円を見込む。また、前期の期末配当に関して従来の予想から5円増額したうえで、今期の年間配当予想は35円(前期の年間配当は株式分割後ベースで30円)とした。AI半導体関連での主力製品の成長性が改めて意識される形となり、下落一服後に待機資金がすかさず流入した。生成AI用サーバー向けの需要が引き続き好調に推移するなか、高機能ICパッケージ基板全体の成長を見込む。26年3月期の売上高は前の期比12.7%増の4162億100万円、最終利益は同89.0%増の637億1300万円だった。保有していた豊田自動織機<6201>株について、TOB(株式公開買い付け)に応募したことで特別利益が発生。遊休資産やイビデンフィリピンの固定資産に関する減損損失を補う形で大幅な最終増益となった。
■ヒロセ電機 <6806> 24,385円 +1,955 円 (+8.7%) 11:30現在
11日に決算を発表。「前期最終が一転増益で上振れ着地・今期は3%増益、前期配当を15円増額・今期は15円増配へ」が好感された。
ヒロセ電機 <6806> [東証P] が5月11日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。26年3月期の連結最終利益は前の期比0.3%増の331億円になり、従来予想の305億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。27年3月期も前期比2.6%増の340億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を490円→505円(前の期は490円)に増額し、今期も前期比15円増の520円に増配する方針とした。
■オリックス <8591> 5,950円 +436 円 (+7.9%) 11:30現在
オリックス<8591>は大幅に4日続伸し、上場来高値を更新した。11日の取引終了後、取得総数1億株(自己株式を除く発行済み株式総数の約9.1%)、取得総額2500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。同時に26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示。最終利益予想は5300億円(前期比18.5%増)とした。年間配当予想については187円36銭(前期実績は156円10銭)を見込んでおり、これらを好感した買いが集まっている。金融関連がオリックス銀行の売却で大幅増益となる。事業関連はインバウンド関連が地政学影響で減益となるものの、航空機リースやヒルコ社を中心に底堅く推移する。投資関連は国内及びUSAのプライベートエクイティ(PE)で複数のエグジットを見込んでいるが、前期のGreenko社の売却・評価益の反動でセグメント利益は減少する。なお、26年3月期は売上高が3兆3308億3100万円(前の期比15.9%増)、最終利益が4472億6500万円(同27.2%増)だった。自社株買いの取得期間は今年5月22日から2027年3月31日までとし、市場買い付けで取得する。
■フジクラ <5803> 7,284円 +452 円 (+6.6%) 11:30現在
フジクラ<5803>や住友電気工業<5802>、古河電気工業<5801>が上値指向を鮮明にしている。11日の米株式市場では光ファイバー大手のコーニング<GLW>の上昇率が10%を超えて急騰した。米銀大手による最上位推奨銘柄群のリスト採用が材料視されたという。AIデータセンター向けの需要拡大による成長を期待した投資マネーが継続的に流入するコーニングの株価急伸を手掛かりとして、国内電線主要株に対しても機関投資家による買いが集まり、株価水準の更なる切り上げにつながった。住友電と古河電は12日に決算発表を控えており、好業績見通しが打ち出されることを期待した先回り的な買いも入っているようだ。
■MS&AD <8725> 4,275円 +251 円 (+6.2%) 11:30現在
MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>は高い。11日取引終了後、26年3月期連結業績予想について純利益を5900億円から7800億円(前の期比12.8%増)へ上方修正すると発表した。国内外の自然災害による発生保険金が予想を下回ったことや、海外事業の業績が改善したことが要因。政策株式売却益が予想を上回ったことも織り込んだ。前の期に続き最高益を更新する見通しを示しており、これを好感する見方が広がっているようだ。
■クリナップ <7955> 962円 +50 円 (+5.5%) 11:30現在
11日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は20%増益、前期配当を2円増額・今期も33円継続へ」が好感された。
クリナップ <7955> [東証P] が5月11日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期の連結経常利益は前の期比69.9%増の44.5億円に拡大し、従来予想の37億円を上回って着地。27年3月期も前期比20.1%増の53.5億円に伸びる見通しとなった。6期連続増収、3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を31円→33円(前の期は31円)に増額し、今期も33円を継続する方針とした。
■東映アニメーション <4816> 2,834円 +146 円 (+5.4%) 11:30現在
東映アニメーション<4816>は高い。11日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を880億円から936億円(前の期比7.2%減)、純利益を191億円から250億円(同5.8%増)へ上方修正すると発表した。海外の版権事業が想定を上回り好調に推移したことや、年間を通して円安基調で推移したことが要因。有価証券売却益の計上なども寄与する見込み。配当予想も41円から44円(前の期41円)に増額した。これが買い手掛かりとなっているようだ。
■東急不HD <3289> 1,397円 +71 円 (+5.4%) 11:30現在
11日に決算を発表。「今期経常は9%増で5期連続最高益、前期配当を3.5円増額・今期は2円増配へ」が好感された。
東急不動産ホールディングス <3289> [東証P] が5月11日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期の連結経常利益は前の期比14.4%増の1478億円になり、27年3月期も前期比8.9%増の1610億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を44.5円→48円(前の期は36.5円)に増額し、今期も前期比2円増の50円に増配する方針とした。
■THK <6481> 7,257円 +326 円 (+4.7%) 11:30現在
THK<6481>が大幅に4日続伸し、新値追いとなっている。同社は11日取引終了後、26年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の260億円から310億円(前期比2.1倍)に引き上げた。売上収益も2600億円から2760億円(同14.8%増)に上方修正。国内外で産業機器事業の受注が期初の想定を上回って推移していることが主な要因だとしている。
■サイオス <3744> 533円 +80 円 (+17.7%) ストップ高 11:30現在
サイオス<3744>がストップ高まで買われている。同社は11日取引終了後、26年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.6倍の1億7700万円となり、通期計画4億5000万円に対する進捗率は39.3%に達した。売上高は同18.1%増の58億9500万円で着地した。グルージェントシリーズを中心としたサブスクリプション製品が順調に推移したほか、AI関連案件サービスの受注が伸長。企業向けAI実装に適した高精度な検索ソリューションに加え、セキュリティー機能が評価され、Elastic N.V.関連商品が伸びたことも寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■日新商事 <7490> 1,675円 +300 円 (+21.8%) ストップ高買い気配 11:30現在
日新商事<7490>がストップ高の水準となる1675円でカイ気配となった。11日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の実施を発表。買付価格は1株2210円としており、株価はこれにサヤ寄せしている。同社社長により設立されたEDIAND(東京都港区)が非公開化を目的として、5月12日から6月22日の間、TOB(株式公開買い付け)を実施する。買付予定数の下限は229万1500株で、上限は設定しない。TOBが成立した場合、所定の手続きを経て日新商は上場廃止となる見通し。東京証券取引所は5月11日付で日新商を監理銘柄(確認中)に指定した。
■D&Mカンパニー <189A> 1,078円 +150 円 (+16.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
D&Mカンパニー<189A>はストップ高カイ気配。11日取引終了後、株主優待制度を導入すると発表した。毎年11月末時点で300株以上保有する株主を対象に、継続保有の条件に応じて電子ギフトを贈呈する。これを好感した買いが膨らんでいる。
●ストップ高銘柄
ビーマップ <4316> 211円 +50 円 (+31.1%) ストップ高 11:30現在
VALUENEX <4422> 1,082円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 11:30現在
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
Terra Drone <278A> 12,400円 -4,000 円 (-24.4%) ストップ安 11:30現在
トーシンHD <9444> 167円 -80 円 (-32.4%) ストップ安売り気配 11:30現在
など、2銘柄
株探ニュース