話題株ピックアップ【夕刊】(2):クボタ、東宝、H2Oリテイ
■クボタ <6326> 2,931.5円 +142 円 (+5.1%) 本日終値
クボタ<6326>が動意づき、上昇率は一時8%に迫った。米ホワイトハウスは1日、トランプ米政権が海外から輸入する農業用機器に対する関税を25%から15%に引き下げると発表した。これを受け、クボタの北米向け農機事業の業績押し上げ効果を巡る思惑が広がり、買いが集まったようだ。
■東宝 <9602> 1,270.5円 +59.5 円 (+4.9%) 本日終値
東宝<9602>が大幅反発。同社傘下のTOHOシネマズが1日、映画鑑賞料金の改定を発表。収益性の向上につながるとの見方から買いが入ったようだ。7月1日から改定する。現行で2000円の一般料金は2000~2200円、シニアは現行の1300円から1400円、レイトショーは現行の1500円から1600~1700円に見直す。学生・幼児料金やファーストデイなども変更する。12月1日の映画の日については現行料金の1000円から改定はなく、障がい者割り引きは従来通りとする。
■H2Oリテイ <8242> 2,593.5円 +113.5 円 (+4.6%) 本日終値
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>が反発。1日の取引終了後に発表した5月度の売上速報で、百貨店事業の全店売上高が前年同月比15.1%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。ゴールデンウィークの日回りが良かったことに加えて、連休後も国内顧客の売上高が好調に推移した。なかでも阪急・阪神両本店は2カ月連続でともに2ケタ増と全体を牽引した。一方、インバウンドは、中国からのツーリストの売上高は前年の約4割減と厳しい状況が続くものの、中国を含む海外VIPは約4割増と前年を大きく上回り、免税売上高全体として約2割増となった。
■高島屋 <8233> 2,066.5円 +90 円 (+4.6%) 本日終値
高島屋<8233>が反発。1日の取引終了後に発表した5月度の店頭売上速報で、国内百貨店売上高が前年同月比10.8%増と2ケタ増となったことが好感された。気温の上昇に伴い夏物衣料・雑貨に動きがみられたことや、食料品催事が堅調に推移したことで、国内顧客が前年実績を上回ったことに加えて、インバウンド顧客でもラグジュアリーブランドを中心とする高額品が伸長し、全体を押し上げた。
■INPEX <1605> 3,567円 +151 円 (+4.4%) 本日終値
INPEX<1605>が3日ぶりに急反発。1日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前週末比4.80ドル高の1バレル=92.16ドルに上昇。イスラエルによるレバノンの親イラン武装組織ヒズボラへの攻撃が続いていることを受け、イランは1日、米国との協議を停止したと報じられた。米軍とイランとの攻撃の応酬も伝わるなか、一時94.78ドルまで上昇した。その後、トランプ米大統領は、イスラエルとヒズボラは攻撃停止に同意したと投稿。また、同氏はイランとの覚書について「今後1週間程度で実現できる可能性がある」との見通しを示したと伝わった。これを受け、原油価格は軟化し、日本時間2日午後時点では91ドル台前半で推移しているが、なお先行き不透明感は強く高止まり状態が続いている。
■カナモト <9678> 5,140円 +210 円 (+4.3%) 本日終値
カナモト<9678>は上値指向継続。上場来高値圏を舞う展開となっている。1日取引終了後、26年10月期連結業績予想について営業利益を187億円から204億円(前期比17.5%増)へ上方修正すると発表した。従来の最高益予想に更に上乗せする形となっており、これを好感した買いを呼び込んだ。資産稼働効率の向上やレンタル単価の適正価格への調整を進めた一方で、総合的なコスト削減による体質改善の効果もあって上期実績が計画を上回ったことから、この影響を織り込んだ。なお、売上高予想については従来予想を据え置いた。
■HENNGE <4475> 1,219円 +48 円 (+4.1%) 本日終値
HENNGE<4475>がジリ高歩調となっている。同社はきょう、自社の企業向けクラウドセキュリティーサービス「HENNGE One」と、ディー・オー・エス(大阪市西区)のクラウド型IT資産管理ツール「SS1クラウド」が連携したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。これにより、デバイス証明書の効率的な発行・インストールが可能。HENNGE Oneは25年5月にSS1クラウドへのシングルサインオン連携を開始したが、今回の連携強化で一層のセキュリティー向上が実現できるという。同社は今後もHENNGE Oneと連携する製品・サービスを拡充し、企業のIT活用や変革を支援するとしている。
■キッコーマン <2801> 1,444.5円 +48.5 円 (+3.5%) 本日終値
キッコーマン<2801>が底堅い。1日、商品価格を改定すると発表。業績押し上げ効果を意識した買いが入ったようだ。対象商品のうちキッコーマンしょうゆ(だししょうゆ、粉末しょうゆなど)153アイテムについては、希望小売価格で5~9%値上げする。物流費や人件費などの上昇を自社のコスト削減努力だけでは吸収できない状況にあるとして、値上げに踏み切る。価格改定は9月1日納品分より実施する。
■アインホールディングス <9627> 5,627円 +175 円 (+3.2%) 本日終値
アインホールディングス<9627>が反発。1日の取引終了後に、集計中の26年4月期連結業績について、売上高が従来予想の6460億円から6475億円(前の期比41.7%増)へ、営業利益が283億円から295億円(同74.9%増)へ、純利益が135億円から170億円(同83.6%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。ファーマシー事業で高額医薬品の処方により処方箋単価が上昇し、処方箋枚数も堅調に推移していることが要因。また、25年8月1日にグループ入りしたさくら薬局グループにおけるPMI(統合プロセス)が順調に進捗していることなども寄与する。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を80円から100円へ引き上げた。
■IBJ <6071> 820円 +14 円 (+1.7%) 本日終値
IBJ<6071>が反発。1日の取引終了後に発表した5月度の結婚相談所事業のKPI(重要業績評価指標)で、成婚組数の先行指標となる「お見合い件数」が10万2013件(前年同月比14.5%増)となり、10万件の大台を突破したことが好感された。IBJ登録会員数が前年同月比11.3%増の10万9374人と堅調に増加したほか、ゴールデンウィークの会員活動の活発化などが寄与した。また、ストック収益基盤であるIBJ課金会員数も10万3200人と前年同月比34.7%増と大幅に伸長した。
株探ニュース