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今週の【早わかり株式市況】3週続伸、一時6万8000円台もAI半導体に利益確定売り

市況
2026年6月6日 6時40分

■今週の相場ポイント

1.日経平均は3週続伸、一時6万8000円台乗せる

2.AI半導体株に利益確定売り、冴えない動きに

3.ブロードコムが決算発表後に下落、心理悪化

4.内需・バリュー株に資金流入、物色に広がり

5.ヤマダHD・エディオン経営統合に関心向かう

■週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比258円(0.4%)高の6万6588円と、3週連続で上昇した。

今週は上下にやや値の荒い展開となった。相場の牽引役であるAI・半導体関連株に目先過熱感が意識され、利益確定売り圧力が強まる場面があった。一方、同関連株以外のセクターには資金流入の動きもみられ、ようやく物色に広がりが出てきた。

名実ともに6月相場入りとなった1日(月)の日経平均は上昇。前週末のリスク選好ムードが持続し、堅調に推移した。AI・半導体関連の主力銘柄の一角が買われる形で上値を伸ばした。2日(火)は反落。目先スピード警戒感から利益確定の動きが強まり、一時大幅安に。ただ、売り一巡後は底堅さを発揮し、急速に下げ渋った。一転して3日(水)は大幅高。日経平均は一時2000円超高となり、終値でも1600円あまりの上昇で6万8000円台に乗せた。TOPIXも上昇し、揃って史上最高値を更新した。半導体製造装置や周辺の部品メーカー、半導体材料を手掛ける企業などを中心に買われ、全体が押し上げられた。4日(木)は反落。前日の米国株市場で主要3指数が揃って下落するなかフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が強さを発揮したものの、その後の時間外取引で半導体大手ブロードコム<AVGO>が決算発表後に大きく下落し、これを受けて市場センチメントが弱気に傾いた。前日に大幅高となった反動も出たもよう。個別では経営統合報道が出たヤマダホールディングス <9831> [東証P]とエディオン <2730> [東証P]に関心が向かった。5日(金)も下落。引き続きAI・半導体株が冴えない値動きに。ただし、プライム市場全体では値上がり銘柄数のほうが多く、内需株やバリュー株には堅調な銘柄が目立った。

■来週のポイント

来週はAI・半導体相場を牽引する米国の重要指標が相次いで発表される。また、米スペースX<SPCX>のIPOが12日に予定されており、上がるも下がるも米国次第の様相が一層強まりそうだ。中東情勢は不透明感が一服し原油市況も落ち着きを見せているが、引き続き注意深く観察する必要がありそうだ。

重要イベントとしては、国内では11日朝に発表される4-6月期法人企業景気予測調査、12日のメジャーSQ算出が注目される。海外では9日に発表される米国4月貿易収支と中国5月貿易収支、10日に発表される中国5月の消費者物価指数と生産者物価指数、米国5月消費者物価指数、11日に発表される米国5月生産者物価指数に注視が必要だろう。

■日々の動き(6月1日~6月5日)

【↑】   6月 1日(月)―― 続伸、AI・半導体株が買われ連日最高値

日経平均 66934.33( +604.83、+0.91)  売買高28億3394万株 売買代金 11兆9152億円

【↓】   6月 2日(火)―― 3日ぶり反落、利益確定売り優勢も後半下げ渋る

日経平均 66734.24( -200.09、-0.30)  売買高27億4464万株 売買代金 12兆5012億円

【↑】   6月 3日(水)―― 急反発、半導体関連が買われ初の6万8000円台

日経平均 68402.13( +1667.89、+2.50)  売買高25億4897万株 売買代金 12兆2712億円

【↓】   6月 4日(木)―― 大幅反落、前日急伸の反動で利益確定売り

日経平均 67470.69( -931.44、-1.36)  売買高23億1448万株 売買代金 10兆1762億円

【↓】   6月 5日(金)―― 続落、半導体関連の一角に利益確定売り

日経平均 66588.12( -882.57、-1.31)  売買高22億2895万株 売買代金 9兆8535億円

■セクター・トレンド

(1)全33業種中、23業種が値下がり

(2)上昇率トップは三菱UFJ <8306> など銀行。金融株は野村 <8604> など証券も高いがオリコ <8585> などその他金融は軟調

(3)輸出株は日産自 <7201> など自動車が大幅安、テルモ <4543> など精密機器も下落したがキオクシア <285A> など電機は高い

(4)関電工 <1942> など建設、伊藤園 <2593> など食料品、大東建託 <1878> など不動産といった内需株は売られた

(5)景気敏感株は商船三井 <9104> など海運が高いが新日本電工 <5563> など鉄鋼、三井金属 <5706> など非鉄は安い

(6)下落率トップは住友ファーマ <4506> など医薬品

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) 半導体

2(3) 量子コンピューター ── 生成AI時代到来で量子技術が再脚光

3(2) 宇宙開発

4(10) 蓄電池 ── 経産省が「蓄電池・電源産業戦略」発表

5(4) 人工知能

※カッコは前週の順位

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