話題株ピックアップ【昼刊】:JINSHD、ジーエヌアイ、巴工業
■イノバセル <504A> 710円 +100 円 (+16.4%) ストップ高 11:30現在
イノバセル<504A>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の710円に買われた。今年2月24日に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、オーストリアのインスブルック医科大学からスピンアウトした細胞治療・再生医療ベンチャー。失禁治療に向けたパイプラインを持つ。同社は切迫性便失禁をターゲットとする開発品「ICEF15」で日欧国際第3相臨床試験を実施中。腹圧性尿失禁をターゲットとする「ICES13」で第3相臨床試験の準備を進めている。この日、「肛門失禁の予防及び治療のための最適化された方法で使用される筋原性前駆細胞」を発明の名称とする特許登録が伝わっており、イノバセル株の刺激材料となったようだ。発行日は6月8日となっている。
■ジンズホールディングス <3046> 8,690円 +630 円 (+7.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
ジンズホールディングス<3046>は全般波乱相場をものともせずマド開け急騰を演じた。一時10%を超える上昇で年初来高値を更新、プライム市場で値上がり率トップとなり、フシ目の9000円大台乗せを指呼の間に捉える場面があった。前週末5日取引終了後に開示した5月の既存店売上高は前年同月比17.2%増と大幅な伸びとなった。なお、全店ベースでは同26.4%増の急拡大を示している。同社の今年度(25年9月以降)の月次売上高は好調を続けているが、大幅な伸びを確保した4月に続き5月の伸び率が更に際立つ展開となり、マーケットの耳目を集めた。5月は休日が前年より2日多かったことに加え、各種プロモーション施策の実施が功を奏し、旺盛なインバウンド需要や季節需要などを首尾よく取り込むことに成功、売上高の増加につなげた。足もとでこれを評価する買いを呼び込んでいるが、株式需給面ではここ一貫して信用買い残の整理が進捗していたこともあって上値を軽くしている。
■ジーエヌアイグループ <2160> 3,005円 +172 円 (+6.1%) 11:30現在
ジーエヌアイグループ<2160>が6連騰している。前週末5日の取引終了後に、抗リウマチ薬や解熱鎮痛剤などを手掛けるあゆみ製薬ホールディングス(東京都中央区)の全株式を9月30日までに取得し子会社化すると発表したことが好感されている。あゆみ製薬の解熱鎮痛薬「カロナール」はアセトアミノフェン国内市場で80%以上のシェアを占めており、あゆみ製薬の国内事業基盤を統合することでグループの国内経営基盤の強化につながると判断したという。また、グループの開発製品や海外医薬品・バイオシミラーの国内市場への迅速な導入・展開なども期待されている。取得価額は467億7600万円。同時に、あゆみ製薬の株主であるBCP・アジア・AYMホールディング、東邦ホールディングス<8129>、及び久光製薬(佐賀県鳥栖市)に対して第三者割り当てによる997万4291株の新株発行を発表した。調達資金はあゆみ製薬の株式に係る譲渡の決済として用いられる予定。なお、今回の第三者割当増資による希薄化率は17.89%となる予定だ。
■巴工業 <6309> 1,770円 +80 円 (+4.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
巴工業<6309>が大幅続伸している。同社は前週末5日の取引終了後、26年10月期の業績予想の修正を発表。今期の経常利益予想は従来の見通しから2億3000万円増額して60億円(前期比11.1%増)に引き上げており、材料視されたようだ。化学工業製品販売事業は工業材料関連を中心に伸長し、機械製造販売事業の収益性改善も寄与する。中国拠点の清算完了に伴う為替換算調整勘定取崩益や政策保有株式の売却益も計上し、最終利益予想を42億円から44億円(同14.3%増)に引き上げた。一方、機械製造販売事業で海外向け物件が一部繰り延べになる影響で、売上高予想は3億円減額し629億円(同6.0%増)に引き下げた。
■コスモス薬品 <3349> 6,071円 +269 円 (+4.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
コスモス薬品<3349>は続伸している。前週末5日、5月度の月次営業速報を発表した。既存店売上高は前年同月比5.5%増と9カ月連続で前年同月を上回っており、好感した買いが集まっている。全店売上高は同10.9%増となった。
■カナモト <9678> 5,330円 +190 円 (+3.7%) 11:30現在
カナモト<9678>が続伸し、上場来高値を更新した。同社は前週末5日の取引終了後、26年10月期第2四半期累計(25年11月~26年4月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.7%増の1079億5200万円、経常利益は同25.7%増の107億1300万円となった。決算とともに配当予想の増額修正や、自社株買いの上限引き上げと取得期間の延長、自社株消却も公表しており、これらを評価した買いが入ったようだ。国土強靱化政策を背景とした公共投資とともに、民間では省エネ・省力化ニーズや物流インフラ整備などが進展し、建設機械のレンタル需要が堅調だった。4月30日を基準日とする中間配当はこれまでの予想から5円増額して55円で決定。期末配当予想も5円増額して55円とした。年間配当予想は前期比15円増配の110円となる。また、同社は昨年12月に取得総数90万株(取得総額30億円)を上限とする自社株買いを今年6月30日まで実施すると発表していたが、今回上限について総数130万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.79%)、総額50億円に見直した。取得期間に関しては11月30日までに変更する。なお。5月31日までに同社は自社株60万1500株を取得済み(取得総額は約25億1900万円)。自社株200万株について6月30日に消却する予定。このほか、株主優待品の一部変更についても公表している。
■エターナルG <3193> 2,807円 +83 円 (+3.1%) 11:30現在
エターナルホスピタリティグループ<3193>は続伸している。前週末5日の取引終了後、26年7月期第3四半期累計(25年8月~26年4月)の連結決算を発表した。売上高が383億1800万円(前年同期比13.3%増)、営業利益が23億6700万円(同16.9%増)だった。昨年5月に価格改定を実施したが、直営の既存店における客数は客単価とともに前年同期を上回った。同時に開示した5月度の既存店売上高は前年同月比1.0%増と14カ月連続の増収となっており、これらを材料視した買いが入っている。あわせて7月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。加えて、26年7月末を基準日とする株主優待から長期保有株主優待制度を新設するとともに、27年1月末を基準日として100株以上200株未満を保有する株主を優待対象とする実質的な制度拡充を行うと開示しており、これらも株価の支援材料となっている。100株以上200株未満を保有する株主に500円相当(年間1000円相当)の食事優待券を贈る。なお、200株以上600株未満を保有する株主には1000円相当(同2000円相当)、600株以上1000株未満を保有する株主には3000円相当(同6000円相当)、1000株以上を保有する株主には5000円相当(同1万円相当)と株式分割前と同水準の金額に当たる優待券を贈呈。長期保有株主優待制度については100株以上を1年以上継続して保有する株主に5%割引優待券4枚を追加で進呈する。
■トリドール <3397> 3,785円 +109 円 (+3.0%) 11:30現在
トリドールホールディングス<3397>が4日ぶりに切り返す展開。足もとプライム市場ではAI・半導体関連株中心に流れ込んでいた投資マネーが逆流し、日経平均が大きく売り込まれる展開となっているが、底値圏に位置していた内需系の小売り・外食関連株の一角には資金シフトの動きが観測され、同社株もその対象となっている。今年4月上旬から販売開始した「丸亀うどんメシ」が顧客層に好評を博し、中期的な収益貢献が期待されている。同メニューはうどんとご飯という「炭水化物+炭水化物」の組み合わせだが、新しいカテゴリーとして需要を獲得。嗅覚を支配するソースの香りなどがニーズを捉え、「ギルティ料理(背徳感の伴う料理)」として認知度を高め、販売開始後6日で20万食に達したことが報じられている。このインパクトの強い新メニューが改めて脚光を浴び、底値圏の株価に浮揚力を与えるカタリストとなった格好だ。
■クスリアオキ <3549> 3,745円 +98 円 (+2.7%) 11:30現在
クスリのアオキホールディングス<3549>は堅調。前週末5日取引終了後、月次営業速報を発表。5月度の既存店売上高は前年同月比3.0%増と、3カ月連続でプラスとなった。客数が前年同月と比べて減少したものの、客単価の上昇で補った格好。全店ベースでは同12.8%増となった。
■スギホールディングス <7649> 2,922円 +71.5 円 (+2.5%) 11:30現在
スギホールディングス<7649>が続伸している。前週末5日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、バミューダ諸島に本拠を置く資産運用会社のオービス・インベストメント・マネジメントによる株式保有割合が5.01%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は管理下にあるファンドの資産運用のための投資としており、報告義務発生日は5月29日となっている。
■シップHD <3360> 2,057.5円 +48 円 (+2.4%) 11:30現在
シップヘルスケアホールディングス<3360>が3日ぶりに反発している。前週末5日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表した。上限を330万株(自己株式を除く発行済み株数の3.50%)、または50億円としており、取得期間は6月8日から12月31日まで。中期経営計画における資本政策の一環として、株主還元の強化及び資本効率の向上などを図ることが目的という。
■Terra Drone <278A> 8,340円 +150 円 (+1.8%) 11:30現在
Terra Drone<278A>は続伸。同社はきょう、グループ会社のUniflyとともに、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)日本政府代表部大使公邸で開催された、日本とNATO加盟国の防衛関連企業の協力拡大を目的とする展示イベントに出展したことを明らかにしており、これが株価を刺激したもよう。ただ、買い一巡後は全体相場の悪地合いが影響する形で失速している。このイベントは、NATO日本政府代表部が在ベルギー日本大使館から独立して1年を迎えることに合わせて開催されたもの。同社はロケット型迎撃ドローン「Terra A1」及び固定翼型迎撃ドローン「Terra A2」だけではなく、Uniflyの無人航空機運航管理システム(UTM)に関しても、NATO関係者、各国政府機関、防衛関連企業との対話を通じて、ドローン及びUTM技術を活用した防衛・公共安全領域での事業機会を追求し、安全で持続可能な低空域インフラの構築を支援するとしている。
■西武ホールディングス <9024> 2,703円 +47 円 (+1.8%) 11:30現在
西武ホールディングス<9024>は続伸している。前週末5日の取引終了後、シンガポールに拠点を置く投資顧問会社3Dインベストメント・パートナーズによる株式保有比率が6.92%から7.97%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが集まっている。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は5月29日。保有目的は純投資及び状況に応じて中長期的な企業価値の向上を目的とし、発行会社の取締役会や取締役、経営陣その他関係者に対する助言・提案等を行うことなどとしている。
■エムスリー <2413> 1,611.5円 +21.5 円 (+1.4%) 11:30現在
エムスリー<2413>は3日続伸している。前週末5日の取引終了後、介護・福祉事業所、医療施設向けシステムの開発・販売などを手掛けるワイズマン(盛岡市)を7月1日に子会社化すると発表しており、材料視した買いが入っている。ワイズマンの顧客基盤とエムスリーのウェブマーケティングのノウハウを活用し、両社サービスの拡販を図る。取得価額は非開示。業績に与える影響は現在精査している。
■青山商事 <8219> 687円 +9 円 (+1.3%) 11:30現在
青山商事<8219>が続伸している。この日発表した5月度の月次売上高(速報)で、ビジネスウェア事業の既存店売上高が前年同月比4.9%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客単価が同3.0%増と上昇したことに加えて、4月は前年割れとなった客数が同1.8%増と増加した。スーツとカジュアルが好調だったという。なお、全店売上高は同3.5%増だった。
■中村超硬 <6166> 614円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 11:30現在
中村超硬<6166>が連日でストップ高の水準に買われている。同社が5月14日に発表した26年3月期連結決算は営業損益が1億6300万円の赤字だった。今期の営業損益予想は1億6000万円の赤字。経常損益については4期連続の赤字予想となっており、決算発表を受けて株価は急落。6月3日に安値435円を形成した。今期は新素材実装機用ノズルの量産拡大と、半導体分野での吸着コレットの拡販などを図る同社だが、ここに来てレアアースの回収などで成長が期待されているナノサイズゼオライトに対し、市場参加者の関心が向かうようになった。子会社Zeo Nextのホームページではトップページにおいて「カミングスーン」との表示があり、新たな情報発信がなされるとの思惑が一部の投資家の間に台頭。値幅狙いの短期マネーの流入を誘う形となり、この日も買いが継続したようだ。
●ストップ高銘柄
VALUENEX <4422> 915円 +150 円 (+19.6%) ストップ高 11:30現在
FDK <6955> 674円 +100 円 (+17.4%) ストップ高 11:30現在
CINC <4378> 753円 +100 円 (+15.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
日本ケアサプライ <2393> 3,025円 +501 円 (+19.8%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
フィックスターズ <3687> 2,935円 -700 円 (-19.3%) ストップ安 11:30現在
ジーネクスト <4179> 398円 -80 円 (-16.7%) ストップ安 11:30現在
以上、2銘柄
株探ニュース